北海道あるある!スーパー&コンビニで買える北海道のローカルフード20選
グルメの宝庫、北海道では「一度は食べてみたい!」と思うローカルフードが豊富です。お菓子や飲み物だけでなく、調味料まで北海道限定のものがあります。
また、ほかの地域と同じメニューでも、北海道では味付けや作り方が違うものもあり、道外の方にとってはびっくりするようなソウルフードも。
そこで今回は、スーパーやコンビニで気軽に購入できる、北海道ならではのローカルフードをご紹介します。
1:甘納豆の赤飯
多くの方が赤飯=小豆をイメージするでしょう。ゴマ塩を振りかけて、もちもち食感と塩味を楽しむ。ところが北海道の赤飯は甘いのです。
なぜなら北海道の赤飯は小豆ではなく“甘納豆”を使うからです。なんとコンビニエンスストアやスーパーマーケットでも赤飯といえば甘納豆。
モチモチのもち米に対して、甘納豆の存在感がいいんです。甘納豆の程よい甘さと赤飯の塩味が絶妙なバランス。チョコレート×ポテトチップスの組み合わせに似た心地よさが感じられますよ。
【もっと詳しく】【北海道に住んで驚いた】北海道の赤飯はスイーツ?入っているのは小豆じゃなかった(2020年12月17日掲載)2:かぼちゃのいとこ煮
1年のうちでも日の出から日の入りまでの時間が最も短い冬至の日、ゆず湯に入ったりかぼちゃを食べたり昔ながらの風習があります。風習には地域差があり、北海道でもかぼちゃの食べ方にある特徴があるんです。
かぼちゃの煮物は砂糖、醤油、酒、出汁などで煮て作ることが多いですが、北海道のかぼちゃ煮はなんと! 小豆と一緒に煮る甘い煮物なんですよ。
”冬至かぼちゃ”、“かぼちゃのいとこ煮”、”かぼちゃのぜんざい”などと呼ばれていて、冬至の時期の北海道のスーパーでは、かぼちゃと小豆缶が一緒に陳列されていることが一般的です。
【参考】北海道学校給食会
【もっと詳しく】【北海道に住んで驚いた】冬至に食べるのは「甘い煮物」!? 作ってみたら意外と簡単(2020年12月13日掲載)3:ガラナ
北海道を訪れたら、さまざまな場所で見かける“ガラナ”。ちょっぴり薬チックな味わいが癖になる道民御用達飲料です。道外ではなかなか見かけませんが、道内のコンビニ、スーパー、自販機ありとあらゆる場所で購入できます。
その色合いは「コーラ?」と思ってしまうほどそっくりです。しかし、香りは“薬品”。なにも言われなければ、うがい薬だと勘違いしてしまうかもしれません。
実際に飲んでみると、シュワシュワな炭酸ののど越しとガラナの味わいが想像以上にマッチ。薬品感も慣れてしまえばたいしたことなく、逆に病みつきになるかもしれません!
【もっと詳しく】東京出身ライターがガラナに初挑戦!意外と知らない道民ソウルドリンクの歴史とは(2021年1月18日掲載)4:めんみ
家庭料理に欠かせない調味料のひとつ、麺つゆ。スーパーにはさまざまなメーカーのものがずらりと並び、種類が豊かですよね。
実は北海道の家庭では『めんみ』という麺つゆが定番で、麺つゆのことを『めんみ』と呼ぶ人までいるほど! 『めんみ』は北海道エリアのみの限定品なんです。
では、全国展開されている調味料との違いは一体どこにあるのでしょうか。
通常の濃縮つゆはかつおや昆布のだしを使用するものが多く、濃縮2~4倍のものが主流です。一方で『めんみ』はかつお、煮干、昆布、さば、ほたてからとった5種のだしが使用されており、濃縮5倍。見た目の色もやや濃く、黒に近いのが特徴です。
煮物やだし巻き卵、麵用の汁など使い勝手抜群で、道民から愛され続ける調味料なんですよ。
【もっと詳しく】元は「まんみ」だった!? 道民のキッチンを支える超万能調味料の謎に迫る(2021年2月3日掲載)5:栗入り茶碗蒸し
茶碗蒸しの具材といえば、鶏肉、しいたけをはじめ、いろどりがよいエビや紅白かまぼこなどが定番ですよね。そして、底のほうには“銀杏”が沈んでいる。これが日本の多くの地域で食べられている茶碗蒸しだそう。
一方、道民が食べる茶碗蒸しに入っているのは、銀杏ではなく“栗の甘露煮”。北海道では、スーパーで買える市販の茶碗蒸しにも栗が入っているんですよ。
また、栗の甘露煮が入っているだけではなく、味付けも甘いんです。道外の方は、茶碗蒸しはしょっぱいものというイメージをお持ちなのでは。北海道の茶碗蒸しを食べると、ビックリするかもしれません。
【もっと詳しく】茶碗蒸しの具材といえば?北国の茶碗蒸しに入っているあま~いアレ(2021年2月27日掲載)6:ラーメンサラダ
“食の宝庫”と呼ばれる北海道には、海産物やスイーツなどさまざまな名物グルメがあります。その中でも、ぜひ一度食べてみてほしいのが北海道発祥の“ラーメンサラダ”です。
初めて聞く人は「ラーメンならわかるけど、……サラダ!?」と困惑するかもしれません。簡単にいうと、ラーメンサラダとはラーメンの麺を使用した冷製サラダを指します。
「ラーサラ」と略して呼ばれることも多く、家庭料理として日常的に食卓に上ったり学校給食に登場したりするほど、道民にとっては馴染み深いメニューの1つなんですよ。
【もっと詳しく】なまら簡単に作れるべさ!北海道民が愛するご当地グルメ「ラーメンサラダ」(2020年12月16日掲載)7:豆パン
北海道のスーパーで見かけるパンの中には、北海道だけでしか売られていない商品があることをご存じですか? 道産子にはなじみがあっても、道外の人には「初めて見た!」と思うパンもあるようです。
そのひとつが「ロバパン」という北海道のパンメーカーから発売されている、『特撰豆パン』です。
ふわふわのパンの中に、大きな甘納豆がごろごろっとたくさん入っています。ほんのりと甘くしっとりとしたパン生地が、甘納豆とよく合う、やさしい味ですよ。
【もっと詳しく】北海道だけってホント!? スーパーでよく見る「道産子パン」実食レポ(2021年3月19日掲載)8:リボンナポリン
道民に100年以上愛されている飲み物、それが『リボンナポリン』です。きれいなオレンジ色が特徴的な炭酸飲料で、スーパーやコンビニ、自販機などで購入できます。
ナポリンのオレンジ色は、パプリカ色素を使用した、植物由来のもの。また、北海道産のビート糖や北海道のおいしい水を使って、北海道の工場で作られています。
まさに、北海道のソウルドリンク! ぜひ一度お試しあれ。
【もっと詳しく】意外と歴史が長かった!オレンジ色の北海道限定ジュース「リボンナポリン」(2021年3月20日掲載)9:セイコーマート「ホットシェフ」
北海道のコンビニといえば、「セコマ」こと「セイコーマート」。そんな「セコマ」の柱の1つでもあるのが、『ホットシェフ』の弁当です。
『ホットシェフ』は、1994年に「セイコーマート」で誕生した店内調理ブランド。「出来立てはおいしい」という信念のもと、店内でお米を炊き、お弁当やおにぎりを手作りしています。
定番の人気商品である『カツ丼』、『大きなおにぎり』、『フライドチキン』、『フライドポテト』などは道民なら一度は食べたことがあるはず。
気軽に食べられる、北海道ならではのグルメのひとつと言えるでしょう!
【もっと詳しく】やっぱりコレ!道民が全力でおすすめする「ホットシェフ」のお弁当って…(2021年3月18日掲載)10:ソフトカツゲン
青いパック入りの飲料として道産子におなじみの『ソフトカツゲン』。1956年から飲み継がれている、ロングセラー乳酸菌飲料です。
“ほどよく甘い”味が特徴的。フルーティーな風味で、さっぱりとした味わいです。乳酸菌飲料が苦手というかたでも、後味がさわやかですっきりとした喉ごしのため、グビグビ飲めると思います!
【もっと詳しく】由来、知ってた?道産子に愛される北海道限定の乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」(2020年12月28日掲載)11:やきそば弁当
北海道名物『やきそば弁当』といえばご当地カップ麵として全国的な知名度を誇る商品ですが、やきそばなのになぜかスープが付いていたり、弁当という名前だったりと謎多き商品でもあります。
実際に食べてみると、けっこう甘めなソースが麺と非常に相性が良く、飽きがこないスナック感覚で食べられてしまう一品。素朴な味わいが「これぞやきそば」といった印象を持たせます。
気になるスープは、塩味がストレートに感じられる、濃いめのお味。麺の戻し湯を使って作るだけあって、やきそば弁当との相性はぴったりです。
北海道ではコンビニやスーパーマーケットといったいたるところで販売されているので、いつでも好きなときにこの味を楽しめますよ。
【もっと詳しく】なぜスープ付き?北海道名物「やきそば弁当」が道民に愛される理由に迫る(2021年2月14日掲載)12:北海道限定カップうどん
日本全国でメジャーな“カップ麵”に、北海道限定商品があることはご存じですか? 国民的カップ麵とも言える『赤いきつね』、『緑のたぬき』、『どん兵衛』。これらのカップ麵は地域によってスープの味を変更しているんです。
“東日本はかつお節ベースの関東風、西日本では昆布ベースの薄口醬油の関西風”にしていることはご存じの方も多いかもしれません。実は、北海道もオリジナルのつゆを使用しているそうなのです。
実際に商品のパッケージを見てみると、『どん兵衛』には「北のどん兵衛」、『赤いきつね』、『緑のたぬき』には「北海道限定」の文字が。まさか国民的カップ麵が北海道で限定商品を発売していたなんて、驚きです。
気になる味ですが、北海道の商品では利尻昆布を使用した甘めのつゆが使用されているため、甘さのあるスープが特徴です。地域ごとに味比べをしてみても面白そうですね。
【もっと詳しく】やきそば弁当だけじゃない!実は「あのカップうどん」も北海道限定だった(2021年4月18日掲載)13:ラブラブサンド
食パン生地にさまざまなフィリングを挟むパンといえば、「山崎製パン」の『ランチパック』が有名ですが、道産子にとっては『ラブラブサンド』がポピュラーかもしれません。
『ラブラブサンド』は北海道の企業である「日糧製パン」の商品で、ふんわりとした食パン生地に、さまざまな具材をサンドしています。手の平ほどの食べきれるサイズで、食事にはもちろん小腹が空いたときなどにもぴったり。
毎月新しいラインナップが登場し、季節ごとにいろんな味を楽しめます。コンビニやスーパーで購入できますよ。
【もっと詳しく】これも北海道だけ!? ランチパックに似ている日糧製パンの「ラブラブサンド」(2021年5月11日掲載)14:口取り菓子
お正月の過ごし方や風習は、地域によってさまざまな違いがありますよね。北海道でも、独自の文化があるとされています。それは“大晦日からおせちを食べ始めること”。そして“口取り菓子”という、主に北海道にしか流通していない正月のためのお菓子を食べることです。
お正月が近づくと、スーパーに縁起物をかたどった和菓子が並びます。それが口取り菓子です。
おせち料理の食材を手に入れるのが困難だった時代に、和菓子で食材をかたどったのが始まりとされています。“海老”や“鯛”は定番の形のようです。
【もっと詳しく】お正月に甘い鯛を食べる!? 知って驚く「北海道独特の正月文化」とは(2021年1月1日掲載)15:マフラー
“マフラー”と聞くと、寒い冬に首に巻くものや車のマフラーを想像する方が多いと思いますが、北海道ではもうひとつ意味があるんです。
実はマフラー、北海道では古くから作られているさつま揚げのこと。角ばっていて細長い形状をしていることから、マフラーと呼ばれるようになった、という説があるそう*。
おでんの具としても定番なんですよ。ダシの味がしみてとても美味しそうですね。
*出典:株式会社堀川 商品ページ
【もっと詳しく】道民にはあたり前のこと?冬の日常生活に関わる「北海道あるある」3選(2020年11月25日掲載)16:うずまきかりんとう
北海道では定番のおやつ、”うずまきかりんとう”はかたつむりのようなぐるぐる模様と、傘のようなユニークな形状が特徴的なかりんとうです。
薄めに切って揚げられたかりんとうはサクサクと歯ごたえよく、噛むほどに美味しさがじゅわーっと広がります。通常の黒糖かりんとうよりも甘さが控えめで油っぽくないので、ついつい手が伸びてしまい、たくさん食べがち。
オレンジのパッケージに“道産子ド定番”の文字が印象的な「浜塚製菓」の商品や、シックでおしゃれなパッケージと上品な味わいが特徴の「池田食品」の商品が有名です。
【もっと詳しく】おばあちゃんの家で出てくるやつ!どこか懐かしい「道民の定番かりんとう」(2021年1月26日掲載)17:ビタミンカステーラ
一般的にカステラと言えば長崎、のイメージがありますよね! しかし、意外や意外、北海道にも歴史のあるカステラが存在します。その名も『ビタミンカステーラ』。スーパーやコンビニで手に入ります。
食べたことのある人にはわかるパサフワ感は、日持ちさせるために水分量を減らしているからなんだそう。牛乳との相性ばっちりで、朝食にもおやつにもピッタリです!
【もっと詳しく】過今年で誕生から100年!道産子が愛してやまない高橋製菓の「ビタミンカステーラ」(2021年3月3日掲載)18:しおA字フライ
「坂栄養食品株式会社」から発売されている『しおA字フライ』は、昭和30(1955)年からは道民に愛され続けるビスケットです。
アルファベットをかたどっており、ほんのりと甘い生地をソフトな食感に焼き上げ、塩味で仕上げられています。コーヒーや牛乳、お酒にも合うという優れもので、今や押しも押されもせぬロングセラー商品です!
【もっと詳しく】3時のおやつはこれだ!道民が60年以上愛するなつかしの味「しおA字フライ」(2021年4月28日掲載)19:谷田のきびだんご
北海道銘菓として道民に親しまれてきた「谷田のきびだんご」。大正12年創業以来変わらない伝統製法で作られます。
材料は、麦芽水飴、砂糖、生あん、もち米の4種類。もち米をもち状にし、あん・水飴・砂糖を練り合わせて、型に流し込んでゆっくりと冷やす製法で、シンプルでありながら、配合や練り合わせるタイミングには技術がいるそう。
最近では、新作フレーバーのきびだんごも発売されていて、さまざまな味わいを楽しめますよ。
【もっと詳しく】きびだんごは岡山県だけじゃない!意外な味も登場中の「懐かしい道産子おやつ」(2021年2月28日掲載)20:みそぱん
パンにみそが練り込まれた北海道のローカルグルメ『みそぱん』。昔からファンの絶えない人気の商品で、網走市「古川製菓」のものが有名です。
実際に食べてみると、ふんわりみその香りと味がします。みそが強すぎることはなく、甘さとしょっぱさが絶妙なバランス。噛めば噛むほどおいしさが口いっぱいに広がります。素朴なこの味わいが昔から愛される理由なのでしょう。
品名に焼菓子と表記されているだけあって、パンというよりはお菓子に近いです。ソフトクッキーのような食感。牛乳との相性がバッチリなので、ぜひ隣に牛乳を用意してくださいね。
【もっと詳しく】懐かしいといえば!くせになる味に手が止まらない古川製菓の「みそぱん」(2021年5月6日掲載)
北海道の土地柄に合った味付けのものや、北海道素材にこだわったものなど気になるローカルフードがたくさんありますね。
有名店だけでなく、スーパーやコンビニでも北海道が味わえるグルメを見つけられるので、のぞいてみると面白いかもしれません!
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。販売状況などは公式サイトでご確認ください。