由来、知ってた?道産子に愛される北海道限定の乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」
青いパック入りの飲料として道産子におなじみの『ソフトカツゲン』。1956年から飲み継がれている、ロングセラー乳酸菌飲料の秘密に迫ります。
「ソフトカツゲン」ってどんな味?
北海道民のソウルフードとして愛される『ソフトカツゲン』。筆者は、東京や茨城など、道外の地域に行ったことがありますが、お店に『ソフトカツゲン』の姿がなく、とても驚きました。
実際に飲んでみると、道産子が『ソフトカツゲン』に長年魅了されている理由がよくわかります。筆者がはじめて『ソフトカツゲン』を飲んだときの感想は、“ほどよく甘い”でした。フルーティーな風味で、さっぱりとした味わい。乳酸菌飲料が苦手というかたでも、後味がさわやかですっきりとした喉ごしのため、グビグビ飲めると思います!
気になる「カツゲン」の歴史
『ソフトカツゲン』のおいしさについてわかったところで、“カツゲン”の意味や歴史についてみてみましょう!
『ソフトカツゲン』を製造販売している「雪印メグミルク株式会社」によると、発売から60年を超えるロングセラー商品なのだとか。由来は次の通り。
『カツゲン』は、軍隊からの要望に答え、1938年(昭和13)年に乳酸飲料『活素(カツモト)』を上海で供給したのが始まりです。戦後、『カツゲン(活源)』という商品名で新たに開発・発売されました。商品名『カツゲン』は「活力の給源」という言葉から「活源」としたことが由来。そして現在の『ソフトカツゲン』へと続いています。
軍隊のかたに“カツゲン”の由来となった『活素』が配られていたなんて、まったく知りませんでした。名前は“活力の給源”という言葉からきているんですね!
『活素』は北海道だけではなく、大阪府でも販売されていたそうです。また、1956年には北海道で”活力の給源”『雪印カツゲン』(瓶入り40ml)が定価5円で発売されていたとか……。
北海道民に愛される『ソフトカツゲン』。名前の由来や歴史について知ると、『ソフトカツゲン』をより楽しめそうですね。
【画像】雪印メグミルク株式会社