【全10問】北海道民なら読めるよね?北海道難読地名クイズ「中級編」
北海道には読み方が独特で難解な地名が多く存在しますよね。
今回は道民でも全問正解は難しい!? 中級編を出題。前回の初級編につづき、ぜひチャレンジしてみてください。
【初級編はこちら!】
【全10問】北海道民なら読めて当然!? 北海道地名クイズ「初級編」
Q1:古きよき漁村の風情が残る「忍路」
A:おしょろ
「忍路」は小樽市にある、古きよき漁村の風情を残した地域。アイヌ語で“尻のような窪み”を意味する「オショロ・コッ」が由来とされ、港町であることをうかがわせます。
付近には道内有数の海水浴場として知られる『蘭島(らんしま)海水浴場』や『ニセコ積丹小樽海岸国定公園』に指定されている海岸線など、豊かな自然が残されていますよ。
【参考】観光地・小樽のもうひとつの楽しみ方 / おたるぽーたる
【もっと詳しく】【北海道難読地名クイズ】小樽市民しか読めない?お忍びで訪れたい漁村の風貌「忍路」
Q2:カキ・シラスを食べつくしたい「歌棄」
A:うたすつ
後志管内、寿都町の「歌棄」。アイヌ語で“砂浜・の根元”を意味する「オタスッ」が由来のようです。
風力発電が非常にさかんで風の町として知られる寿都町ですが、「歌棄」には海の幸を楽しめる場所があります。
「スッツ・オイスター・ビレッジ」内の「寿都湾 かき小屋」では『寿かき(ことぶきかき)』を、「すっつしらす会館」では『生しらす丼』などの新鮮な海産物を味わえますよ!
【参考】アイヌ語地名リストp.15 / 北海道環境生活部 アイヌ政策推進局アイヌ政策課
【もっと詳しく】【北海道難読地名クイズ】平安貴族が怒っちゃう?読めそうなのに読めない「歌棄」
Q3:桜とカタクリの名所「一已」
A:いちやん
空知管内、深川市の「一已」町。場合によっては「いっちゃん」と読むことも。「已む」は「やむ」と読むので、“む”が“ん”に変わったと考えれば難しくないかもしれません。
「イチヤン」はアイヌ語で“鮭の産卵場”という意味があるそう。
JR留萌本線の北一已駅は過去に読み方を「きたいちゃん」から「きたいちやん」に変えたことがありますが、読みの揺れがあるのはアイヌ語由来ならではかもしれませんね。
【参考】深川のアイヌ語地名 関連書類「一已・入志別詳細」 / 北海道深川市
【もっと詳しく】【北海道難読地名クイズ】パッと見簡単?読めそうで読めない「一已」は桜とカタクリの名所
Q4:氷上ワカサギ釣りができる「生振」
A:おやふる
北海道石狩市「生振」。茨戸(ばらと)川と石狩川に囲まれた地域で、札幌市とも隣接しています。
「オヤフル」の地名はアイヌ語に由来し、旧石狩川に沿って東西に伸びていた丘を指す“川尻の丘”という意味だそう。
「生振」地区では、茨戸川に囲まれている立地を生かして、氷上ワカサギ釣りを体験できますよ。
【参考】石狩ファイル「生振の歴史」 / 石狩市教育委員会文化財課(いしかり砂丘の風資料館)
【もっと詳しく】【読めそうで読めない地名クイズ】あなたは生を何と読む?氷上ワカサギ釣りができる「生振」
Q5:桜にジンギスカンも楽しめる「富岸」
A:とんけし
「富岸」は登別市の地名で、登別市を流れる「富岸川」としても知られています。
「富岸」には約195,000平方メートルもの敷地面積を誇る『亀田記念公園』があり、春には桜の名所、秋には紅葉の観光スポットとして人気を集めています。お腹が空いたときは、室内でジンギスカンも楽しめますよ。
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Q6:ワイングラス型の漁港を有する「国縫」
A:くんぬい
「国縫」は道南の長万部(おしゃまんべ)町にある地名。高速道路のインターチェンジにも使用されている地名なので、ドライブの途中で見たことがある!という人もいるのではないでしょうか。
「国縫」の由来は“黒い野火”や“黒”、“暗川”などが説として挙げられています。“黒”というのは国縫の砂浜が黒かったことに由来しているよう。また、“暗川”というのはアイヌ民族に伝わる伝説上の巨鳥フリカムイが上空を通ったことで暗くなったという逸話が由来となっているんだとか。
そんな「国縫」では、ワイングラス型をした『国縫漁港』が有名。道南に行くなら一度は見ておきたいスポットです。
【参考】アイヌ語地名リストp.46 / 北海道環境政策部アイヌ政策推進局アイヌ政策課
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Q7:海にわく温泉に浸かれる「椴法華」
A:とどほっけ
「椴法華」は函館市にある地域。地名の由来はアイヌ語の「トトポケ(岬の陰)」だそう(諸説あり)。
「椴法華」には津軽海峡と太平洋の境をしるす「恵山岬」があり、太平洋や恵山を一望できる『恵山岬灯台』からの眺めは絶景です。灯台の周辺には公園が整備されており、公園から海岸まで行くと、海にわく温泉『水無海浜温泉』が楽しめます!
【参考】椴法華の歴史 / 函館市
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Q8:北海道遺産のふきが自生する「螺湾」
A:らわん
十勝・足寄町にある「螺湾」。北海道遺産に指定されている高さ3m、茎の直径10cmにもなる『ラワンふき』が自生する地域です。
『ラワンふき』は普通のふきに比べ、よりみずみずしくて甘みが強く、歯ごたえもしゃきしゃきしています。十勝地域では学校給食にでてくるほど慣れ親しんだ食材です。
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Q9:日本最東端の岬といえば「納沙布」
A:のさっぷ
「納沙布」は根室市の地名。地名の由来は、アイヌ語で “岬の際”という意味が有力なようです。
「納沙布」といえば有名なのは「納沙布岬」。「納沙布岬」は北方領土を除くと日本本土の最東端に位置する岬で、最東端ということから元日には『納沙布岬初日詣』が催されます。
【参考】アイヌ語地名リスト p.99 / 北海道 生活環境課アイヌ政策推進局アイヌ政策課
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Q10:お馴染みのパーキングエリアがある「輪厚」
A:わっつ
「輪厚」は北広島市に位置する町。地名の由来の一説にはアイヌ語で“肋・川”という意味があるんだそう。川の形が由来だったんですね。
道央自動車道の「輪厚パーキングエリア(上り)」があるので聞いたことある人も多いのでは?
「輪厚」には北海道を代表するゴルフコース『札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース』があり、プロが参加する大会も開催されています。
【参考】アイヌ語地名リスト ル~ワ P141-145 / 北海道環境生活部アイヌ政策推進局 アイヌ政策課
【もっと詳しく】「輪厚」なんて読む?ドライバーにはお馴染みPAがあるこの場所は…【北海道難読地名クイズ】
北海道の難読地名をご紹介しました。いくつ正解しましたか?
北海道には難解な地名がまだまだあります。ぜひ調べてみてください。
※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。