「ひょうちゃ」じゃないよ!読めそうで読めない北海道の地名クイズ全3問
北海道の地名に難読漢字が多いことはよく知られていますが、その理由のひとつは、地名のほとんどがアイヌ語由来だから。
今回は、ひとつひとつの漢字は難しくない“読めそうで読めない北海道の地名”をクイズ形式でご紹介! あなたは何問正解できますか?
Q1 :由仁町
A ゆにちょう
まずは、初級編。「聞いたことないけど、当てずっぽうだけど正解した!」という方もいるかもしれませんね。由仁町は、アイヌ語の「ユウンニ」(温泉があるところの意味)がなまったものだそうですよ!
【参考】道産子なら読めるっしょ!お手並み拝見「札幌近郊難読(?)地名クイズ」(2020年11月10日掲載)Q2:標茶町
A しべちゃちょう
しべちゃ、と読むんですね。当たり前ですが、お茶の種類ではありません。正解できましたか?
知らないとなかなか読みにくい“しべちゃ”。一体どのような由来があるのでしょうか。
標茶(しべちゃ)はアイヌ語の「シペッチャ」という発音がなまったものです。 「大きな川のほとり」を意味しており、語源のとおり町の中心に母なる川「釧路川」をはじめ、別寒辺牛川、西別川の三大河川により産業と開拓の歴史が刻まれています。
引用:北海道標茶町ホームページ
アイヌ語の発音がなまって今の地名になっているケースは多いようですが、標茶町もその一つなんですね! 川から探る歴史なんていうのも楽しそうです。
【参考】【難読地名クイズ】道産子なら読めるっしょ!大自然に溶け込める町「標茶町」(2020年11月27日掲載)Q3:音威子府村
A おといねっぷむら
おといねっぷ、です! なんだか、ひらがな表記もかわいらしく感じられますね。漢字表記とのギャップが抜群です。筆者は、年賀状にできる限り最大級の美文字で“音威子府”と書いてみたいです。この感覚、共感してもらえるのでしょうか……。
”音威子府”という名前の由来、気になりますよね? ホームページを覗くと、次のようにありました。
アイヌ語で濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻の意。 昭和38年常盤村から音威子府村に改称する。
なんだかこれだけ読むとあまりいいイメージは湧いてこないですね。村内を流れる天塩川のことを言っているのでしょうか? この名前が選ばれたということは、それだけこの地域の人々にとって川の存在が大きかったということを示しているのかもしれませんね!
【参考】【北海道地名クイズ】あなたは読めますか?森と匠のむら「音威子府村」(2020年12月7日掲載)
漢字から地名の由来を学ぶのも楽しいですね。漢字から地域の歴史を知ることで、より地元に愛着が沸いてくるかもしれません!
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。
【画像】yoshida / PIXTA(ピクスタ)