納沙布

「納沙布」なんて読む?岬がヒント。北海道東部に位置する地名は…【北海道難読地名クイズ】

2021.08.14

暑い夏から涼しくなってきた今日この頃。ドライブやキャンプには絶好の時期ですが今はステイホーム期間、なかなかおでかけもできません。

というわけで今回は絶景の見える難読地名“納沙布”で、心だけでも旅気分を味わってみるのはいかがでしょうか?

ヒントは道東の岬!

それでは問題です!

“納沙布”は何と読むでしょう。ヒントは“岬”が有名な道東の地名です。

正解は“のさっぷ”

というわけで正解は“のさっぷ”でした!

“納沙布”は北海道根室市の地名です。“納沙布”といえば有名なのはやはり『納沙布岬』! “岬”をつければなんとなく読めたかもしれませんが、“納沙布”だけだとなかなか難しかったのではないでしょうか。

地名の由来も岬に関係している!

“納沙布”という地名の由来はどこから来ているのでしょうか。どうやらアイヌ語で “岬の際”という意味が有力らしいです。

この崎の際に昔からコタンが有ったため。元来は岬でなく、岬のそばにあったコタンの所の名だったのが、いつの間にか岬の名としても使われたもの。

引用:アイヌ語地名リスト p.99 / 北海道 生活環境課 アイヌ政策推進局アイヌ政策課

“コタン”とはアイヌ語で部落や集落を指します。

現在は岬が有名な納沙布ですが、もともとは集落の名前だったんです。地名の由来から昔の風景が浮かんでくるのはとても面白いですね!

日本の最東端に位置する「納沙布岬」

『納沙布岬』は北方領土を除くと日本本土の最東端に位置する岬です。

岬の突起には北海道最古の灯台である『納沙布岬灯台』があります。

最東端ということから元日には『納沙布岬初日詣』が催され、今年は絵馬の配布が行われたそうです!

さらに岬の周辺には北方領土関係の資料が展示されている『北方館』や、高さ97メートルの展望台があります。

ステイホーム期間が終わったらぜひ『納沙布岬初日詣』で日本最東端の地から初日の出を見たいです!

 

日本最東端の岬がある北海道の難読地名“納沙布”。写真からでも心地の良い風が感じられました!

おうち時間のひと時に“納沙布”の旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。

【参考】
根室市:納沙布岬 / 北海道開発局釧路開発建設部
納沙布岬 / 根室市観光協会
納沙布岬初日詣 / 根室市観光協会
納沙布岬灯台 / 根室海上保安部

【画像】okkie / PIXTA(ピクスタ)