上ノ国町まるわかり情報【観光・グルメ】
上ノ国(かみのくに)町は北海道渡島半島の日本海側に位置する、農林漁業を基幹産業とした町です。町には清流「天の川」が流れており、古くから町の人たちに親しまれています。また北海道に初めてヨーロッパ人が降り立った町でもあります。
上ノ国町の基本情報
所在地
上ノ国町は、北海道檜山振興局に属する町です。江差町、厚沢部町、木古内町、知内町、福島町、松前町に隣接しています。
面積
547.71km2
人口
4,549人・2,427世帯*
*令和3年4月1日現在
由来
15世紀ごろ、北海道(夷(えぞが)島(しま))南部の日本海側は、上ノ国(かみのくに)、太平洋側は下の国(しものくに)と称された。
勝山舘を擁し、日本海・北方交易の拠点として栄えたこの地に上ノ国(かみのくに)の名前が残ったことに由来します。
引用:上ノ国ホームページ
上ノ国町へのアクセス
<札幌からのアクセス>
札幌市から上ノ国町まで車(高速道路利用)で約4時間35分です。
JRは札幌駅から新函館北斗駅まで『特急北斗』で約3時間30分。バスに乗り換えて大留まで江差ターミナルを経由して1時間40分程度です。
<道外からのアクセス>
飛行機は「函館空港」がおすすめです。
「函館空港」から函館駅前までバスで約20分。函館駅前から大留まで江差ターミナルを経由して2時間40分程度です。
JRは北海道新幹線で木古内駅へ。バスに乗り換えて、1時間15分程度です。
上ノ国町の気候
平均気温は10℃前後。北海道内では比較的温暖な気候ですが、周辺の地域より冷涼とされています。
<夏>
初夏にヤマセ(南東の風)が吹きます。最高気温33.5℃(2019年)。
<冬>
冬の期間は北西の季節風が強く吹きます。最低気温-13.2℃(2019年)。
上ノ国町のグルメ
特産品でおすすめは味噌とホッケです。“手づくりみそ”は地元で収穫された大豆とお米で作られ、防腐剤や添加物を一切使用せずに仕込まれています。
『根ほっけ』は水深200m付近の荒潮の岩場で育まれたホッケ。上ノ国町の『根ほっけ』は他のホッケと比べて脂のノリが格段に違います。水揚げされてから下処理をして真空パックにするまでの工程にもこだわりのある鮮度がよい特産品です。
上ノ国町の観光
上ノ国町には国指定史跡の『勝山舘(かつやまだて)跡』があります。日本海北方交易や中世の生活様式など、“北の中世”を語るうえで重要な史跡。史跡を紹介する『勝山舘跡ガイダンス施設』には、「勝山舘」に暮らしていた当時の生活スタイルがわかる用具などの復元や、『勝山舘跡』の全体を模した200分の1の模型が展示されています。
また、かつてニシン漁で栄えた時代に建てられた『旧笹浪家住宅』は、北海道最古の民家として国重要文化財となっています。
イベント
・夷王山まつり(6月)
・エゾ地火まつり(8月)
上ノ国町の周辺情報
上ノ国町市に隣接する自治体の情報はこちら
・江差町
・木古内町
・知内町
・松前町
・厚沢部町
・福島町
上ノ国町は希少性の高い特産品や歴史を感じる観光施設など、見どころある魅力的な町です。
【参考】上ノ国町ホームページ 上ノ国町観光協会 Google マップ
【画像】川村恵司、neko、Cybister / PIXTA(ピクスタ)