弟子屈町まるわかり情報【観光・グルメ】
弟子屈(てしかが)町は道東の中心に位置し、世界有数の透明度を誇る摩周湖の山麓に広がる町。いたるところから湯けむりが上がり、『川湯温泉』や『摩周温泉』などの温泉地としても知られています。
弟子屈町の基本情報
所在地
釧路総合振興局に属する。
面積
774.33km2
人口
6,915人・3,797世帯*
*令和3年2月末現在
由来
町名弟子屈(てしかが)の「テシカ」とはアイヌ語で「岩磐」、「ガ」は「上」という意味です。
この場所は現在の摩周湖観光協会付近にあたり、かつては釧路川がその岸を洗っていました。
非常に岩の多い急流でしたが、同時に魚のたまり場のようなところでもあったため、アイヌの人達は何とかこの魚を獲りたいと網をかけようとしました。ところが、岩が多くついに杭を打ちこむことが出来なかったそうです。
アイヌの人達は「せっかくたくさんいる魚をとる仕掛けもできない岩磐の上だ」と嘆きました。
弟子屈の語源はこれから生まれた訳です。
引用:町名の由来
弟子屈町へのアクセス
<札幌からのアクセス>
JRや飛行機が利用できます。
・JR
札幌駅~釧路駅まで『特急スーパーおおぞら』で約3時間40分。
・飛行機
「たんちょう釧路空港」、「女満別空港」、「中標津空港」の3つの空港が利用できます。札幌からは「丘珠空港」「新千歳空港」発が便利です。
<道外からのアクセス>
各空港から市街地までは車での移動が便利です。
鉄道は、町内にJR摩周駅(市街地区)、JR川湯駅(川湯地区)、JR美留和駅(美留和地区)、JR南弟子屈駅(南弟子屈地区)の4つの駅があります。市街地へはJR摩周駅の利用が便利です。
・飛行機+車
「たんちょう釧路空港」から市街地まで車で約1時間10分。
「女満別空港」から市街地まで車で約1時間10分。
「中標津空港」 から市街地まで車で約55分。
・飛行機+バス+JR
「たんちょう釧路空港」から釧路駅までバスで約45分、釧路駅から摩周駅までJRで約1時間20分。
「女満別空港」から網走駅までバスで約30分、網走駅から摩周駅までJRで約2時間。
「中標津空港」 から中標津バスターミナルまでバスで約10分、中標津バスターミナルから標茶駅までバスで約1時間20分、標茶駅から摩周駅までJRで約30分。
・フェリー
町は海に面しておらず、フェリーターミナルはありません。最寄りは「苫小牧港」となります。
「苫小牧港」からは、JRや都市間高速バスを乗り継ぐか、車での移動となります。
弟子屈町の気候
一般に冷涼で年間平均気温は5.4℃。1年の気温差が大きいです。地域内陸地帯(川湯・屈斜路)は、北見、網走地方の気象に類似しています。
<夏>
最高気温32.7℃(2020年)。晩夏から初秋にかけて降雨が多くなります。
<冬>
初雪は11月上旬、降雪量は50~100cmで比較的少ないため道路はひどく凍結します。最低気温-19.6℃(2020年)。
弟子屈町のグルメ
弟子屈町の特産は新鮮な牛乳や野菜、『摩周そば』や『摩周ポーク』など。とくに1年の気温差が大きく厳しい環境で育った農産物は甘みがぎゅっと詰まっていてとても美味。町内には地場産グルメが食べられるお店がたくさんあります。
⇒弟子屈のグルメ特集はこちら
弟子屈町の観光
『摩周湖』と『屈斜路湖』はぜひ訪れたい定番絶景スポット。『摩周第一展望台』からは“摩周ブルー”の湖と『カムイシュ島』、湖を守るようにそびえる『カムイヌプリ(摩周岳)』の眺望を楽しめます。
屈斜路湖湖畔には野趣あふれる露天風呂も点在。蒸気の噴出する珍しい場所や温泉熱を活用した大型ホテルなどもあり、旅の疲れを癒せることでしょう。
イベント
・グランフォンド摩周(6月)
・てしかが極寒ARtフェスティバル(2~3月)
弟子屈町の周辺情報
弟子屈町に隣接する自治体の情報はこちら
・釧路市
・標茶町
・美幌町
・中標津町
・津別町
・小清水町
・清里町
大自然、温泉や食、文化など、弟子屈ならではの楽しみ方が見つけられるでしょう。
【参考】弟子屈町 弟子屈なび 弟子屈町 年ごとの値 / 気象庁
【画像】skipinof、freeangle、44kawa / PIXTA(ピクスタ)