中頓別町まるわかり情報【観光・グルメ】
中頓別(なかとんべつ)町は北海道最北からやや南に位置する町です。手つかずの大自然が残る中頓別町は町の中央に「敏音知(ピンネシリ)岳」があり、周囲も山脈に囲まれた地域です。明治末期に砂金が発見され、当時はさかんに砂金堀りが行われました。現在は酪農と林業を基幹産業として発展しています。
中頓別町の基本情報
所在地
北海道宗谷総合振興局に属する町です。
浜頓別町、枝幸町、音威子府村、中川町、幌延町に隣接しています。
面積
398.51km2
人口
1,659人・876世帯*
*令和3年4月20日現在
由来
アイヌ語の「ト・ウン・ペツ」湖沼に入る川の意から転訛、頓別川の中流に位置するので中を冠する。
中頓別町へのアクセス
中頓別町にはJR駅がないので、車やレンタカー、バスをご利用ください。
JR最寄り駅である音威子府駅から中頓別町までは車で約40分または『宗谷バス』で約1時間です。
<札幌からのアクセス>
札幌市から高速道路を利用して車で約4時間15分です。
飛行機を利用する場合「新千歳空港」、「丘珠空港」から「稚内空港」まで約55分。「稚内空港」から中頓別町まで車で約2時間です。バスは「稚内空港」から稚内駅前まで『リムジンバス』で約35分。『宗谷バス』に乗り換えて稚内駅前から中頓別町まで約3時間、JR『特急宗谷』で音威子府駅まで約2時間。
<道外からのアクセス>
「稚内空港」を利用しましょう。
中頓別町の気候
西岸性の気候で、同じ北緯45°の他国と比べ雪が多く寒さが厳しいのが特徴です。2020年の平均気温は6.0℃。
<夏>
最高気温は31.5℃と30℃をこえる日もありますが、日中の平均気温は19℃前後と冷涼で過ごしやすいでしょう(2020年)。
<冬>
厳冬期は日中の平均気温が-8℃前後まで下回り、道内でも厳しい寒さになります。
最低気温は-27.8℃、合計降雪量580cmです(2020年)。
中頓別町のグルメ
中頓別町の特産品は牛乳やチーズ、はちみつなどです。『なかとん牛乳』は特別な殺菌方法をおこなうことで、風味を豊かな濃厚な味わいに仕上がっています。また、消費期限が短いので希少性の高い牛乳でもあります。
そのほか、砂金の町にちなんで『砂金ようかん』や『砂金ラーメン』などもあります。
中頓別町の観光
中頓別町では砂金掘り体験が期間限定で開催されています。7月の中旬過ぎから8月の中旬過ぎまで約1カ月間おこなわれており、道具の貸し出しや指導員の付き添いがあるので気軽に楽しめます。
また、町には北海道天然記念物に指定された『中頓別鍾乳洞』があります。日本で最北となるカルスト地形であり、約1万年前から時間をかけて形成された神秘的な世界が魅力です。
イベント
・北緯45度しばれまつり(1月)
・鍾乳洞まつり(6月)
・北緯45度夏まつり(8月)
・砂金まつり(8月)
中頓別町の周辺情報
中頓別町に隣接する自治体の情報はこちら
・浜頓別町
・枝幸町
・中川町
・幌延町
豊かな自然に恵まれた中頓別町は、砂金掘りという夢のある体験や神秘的な鍾乳洞を楽しめる魅力的な町です。
【参考】中頓別町ホームページ、市町村行財政概要(令和元年度版) / 北海道宗谷総合振興局、道の駅ピンネシリ、中頓別 2020年(月ごとの値) / 気象庁、Google マップ
【画像】kiki、kai、うげい / PIXTA(ピクスタ)