寿都町まるわかり情報【観光・グルメ】
寿都(すっつ)町は、北海道南西部の日本海に面し、函館、小樽のほぼ中間に位置する町。古くはニシン漁で栄え、現在は漁業や水産加工業がさかんです。
“だし風”や“やませ”といった強い風が全国的に知られ、自然と調和した風力発電の取り組みが進められています。
寿都町の基本情報
所在地
北海道後志振興局に属しています。隣接する市町村は島牧村、蘭越町、黒松内町。
面積
95.39km2
人口
2,830人・1,628世帯*
*令和3年3月末現在
歴史
比較的開拓の歴史の浅い北海道においては、寿都町の開基は江戸時代、1669(寛文9)年とされていますが、1600年代当初から和人が集落を形成し、ニシンやサケ、マス、アワビやナマコなどの海産物と、アイヌの人々が求める日用(刀、鍋、酒など)との交易の地である「商場」でした。1604年の記録に松前藩の商場として「オタスッ」「スッッ」「イソヤ」と寿都の地名が記されています。
引用:寿都町の歴史
寿都町へのアクセス
<札幌からのアクセス>
・車
札幌から車で約3時間。
・バス
札幌から岩内まで「中央バス」で約2時間30分、岩内から「ニセコバス」に乗り換え、寿都まで約1時間。
・JR
JR札幌駅から長万部駅まで『特急北斗』で約2時間20分、長万部から「ニセコバス」に乗り換え、寿都まで約1時間。
<道外からのアクセス>
「新千歳空港」や「函館空港」の利用が便利です。
「新千歳空港」「函館空港」から車で約2時間30分(高速道路利用)。
寿都町の気候
日本海に面していることから対馬海流(暖流)の影響を受け、比較的温和ですが、風の強い日が多いのが特徴です。2020年の平均気温は9.5℃。
<夏>
2020年8月の平均気温21.8℃、最高気温31.4℃。
<冬>
2020年12月の平均気温-1.2℃、最低気温-9.6℃。2020年の合計積雪量は277cm。
寿都町のグルメ
近年、寿都の名産として評判高いのが『寿カキ』。春の雪解け水が川から海へ流れ、その栄養をたっぷり蓄えたかきは生、焼き、蒸しなど、どんな調理法でいただいても美味。町内にはカキ食べ放題のお店もあり、多くの観光客でにぎわっています。
そのほか、夏が旬の『塩水ウニ・ウニの一夜漬け』、『いくら醤油漬』、『生炊きしらす佃煮』など、海の幸を生かした名産品がたくさんあります。
寿都町の観光
『カクジュウ佐藤家』は、義経の家臣、佐藤継信の末裔(まつえい)が明治初期に建てた漁場建築の代表的な建築物。ニシン場時代の資料や文献が大切に保管されています。
寿都と島牧の境界に突き出た岬『弁慶岬』や、寿都湾と羊蹄山を望む『磯谷高原』は、寿都の雄大な自然を堪能できるビュースポットとして人気です。
イベント
・寿都神社例大祭(7月)
・寿都漁港納涼花火大会(8月)
寿都町の周辺情報
寿都町に隣接する自治体の情報はこちら
・蘭越町
・黒松内町
・島牧村
“風”という地域資源と海の幸に恵まれた魅力ある町です。
【参考】寿都町 寿都観光物産協会 寿都 年ごとの値 / 気象庁 Google マップ
【画像】CRENTEAR、Sunrising、kiki / PIXTA(ピクスタ)