べこもち

北海道あるあるネタ!内地の人に驚かれた「北海道民の文化」6つ【上半期イベント編】

本州から海を隔てたところにあるということもあり、食事や文化も独特な北海道。実は季節のイベントにも北海道ならではの文化がたくさんあります。

そろそろ6月も終わり、2021年も後半戦に突入ということで、今回は上半期のイベントに関する北海道のあるあるネタをご紹介!

1:おせちは大晦日から

全国的には年が明けてから食べることが多いおせちですが、北海道では大晦日に食べるのが一般的。

実は、本来おせちは年とりの膳として大晦日にいただくものだったんだとか。高度成長期に入って、本来の目的とされていた“正月の神様”を迎えるという意味から“お祝い”の意へと移ったことで、三が日におせちを食べる地域が増えましたそう。

年末におせちを喫食する文化は北海道や東北地方で多いそうですよ。

2:お正月に口取り菓子を食べる

北海道などに伝わる正月文化を象徴する“口取り菓子”。

おせち料理の食材を手に入れるのが困難だった時代に、和菓子で食材をかたどったのが始まりとされています。北海道は海で隔てられているため、昔は伊勢海老や鯛を手に入れるのが難しかったのかもしれませんね。

ちなみに“海老”や“鯛”の形が定番といわれています。

【もっと詳しく】お正月に甘い鯛を食べる!? 知って驚く「北海道独特の正月文化」とは(2021年1月1日掲載)

3:節分の豆まきは落花生

北海道の節分で「鬼はそと、福はうち」と言いながら投げるのは“落花生”。実はこれも北海道ならではなんです。ほかの地域では大豆を投げることが多いといわれています。

北海道では、落花生の国内生産が増加した昭和30~40年代に、豆まきの大豆の代用品として落花生が使われるようになったといわれています。ほかにも、雪に埋もれて探しやすい、殻に入っていて衛生的、といった理由で落花生を選ぶ北海道民が多いんだそう。

東北地方や九州地方の一部でも豆まきに落花生が使われているんだそうですよ。

【もっと詳しく】【北海道あるある】大豆じゃないの?道民が「節分に落花生」を投げるワケ(2021年2月2日掲載)

4:こどもの日にべこ餅を食べる

こどもの日に食べるものといえば、本州では柏餅が一般的だそうですが、北海道民が食べるのは“べこ餅”。べこ餅とは、木の葉の形をした白と黒の2色のお餅のこと。北海道の郷土菓子でこどもの日が近づくと、スーパーなどでも目にしますよね。

くわしい起源は不明ですが、山形県の郷土菓子“くじら餅”が北海道でも食べられていて、葉の形へと独自の進化をとげてべこ餅になったという説があります。

おうちでも作れるお菓子なので、市販のものしか食べたことがないという方はぜひトライしてみてくださいね!

【もっと詳しく】本州にないって本当?こどもの日の定番「べこ餅」は北海道だけらしい(2021年5月4日掲載)

5:結婚式は会費制

6月といえばジューンブライド。結婚式ではご祝儀を用意するのが一般的ですが、北海道は会費制。これも北海道あるあるです。

会費を払っておけば、ご祝儀を用意しなくてもマナー違反ではありません。あらかじめゲストの方からもらえるお金がわかっているので、主催者側がやりやすいというメリットも。

出席者一人ひとりがお金を持ち寄って結婚する人の負担を減らす、という開拓時代の風習が由来になっているそうですよ。

【もっと詳しく】本州の人は驚くかも!北海道民のやさしさが垣間見える「北海道の冠婚葬祭」って(2021年6月15日掲載)

6:運動会の紅白合戦

小学校のビッグイベント運動会。本州では秋に開催されることが多いですが、北海道では5~6月に開催されます。

特徴的なのは、運動会の恒例儀式として行う‟紅白合戦”。運動会の開会式(もしくはその直後)に行われ、紅組と白組に分かれた両軍が“挑戦状”を叩きつけ、自軍の勝利と互いの健闘を祈るという儀式です。北海道内でも地域によって違いはあるようです。

【もっと詳しく】本州の人は驚くかも!? 北海道のちょっと変わった「運動会の儀式」(2021年5月10日掲載)

 

意外と全国共通だと思っていたものが、北海道だけだったということに気づいた方も多いのでは?

これを機に、ほかにもどんな北海道あるあるがあるのか調べてみても面白いかもしれませんね。

【画像】 さるとびサスケ 、Wisteria 、bj_sozai、ペイレスイメージズ1(モデル)、YsPhoto  / PIXTA(ピクスタ)

※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。