「烏賊」読める?刺身も焼いても干してもうまい、北海道の難読海産物
「あれ、いつも耳にしているのに漢字になると全然読めない!」って言葉、けっこうありますよね。
今回は北海道で獲れる海産物のなかから、読むのがとっても難しい「烏賊」を紹介します!
細長いフォルムが特徴的、北海道の海産物「烏賊」
それでは問題です。北海道で獲れる海産物「烏賊」はなんと読むでしょうか?
漢字から答えを推測するのはかなり難しいと思います。ヒントは細長いフォルムで“ホタル”や“ダイオウ”といった種類がある海産物。
正解は……
正解は「イカ」
というわけで正解は“イカ”でした。
焼いてもよし、刺身にしてもよし、干してもよし。いろんな楽しみ方があるイカですが、北海道はイカの漁獲量が日本トップクラス!
令和2年度には日本で獲れたイカのおよそ14%が北海道産だったんです。
なぜイカを漢字にするとカラスが?
「烏賊」という漢字、よく見ると「烏(カラス)」という字が入っています。イカとカラス、どんな関係なのでしょうか。
実はこの「烏賊」という漢字、諸説ありますが、死んだふりをして水面に浮かんでいるイカを食べにきたカラスを逆にイカが食べてしまったという言い伝えが由来なんだとか。
実際にはイカがカラスを食べることはないようですが、けっこう不気味な由来ですね……。
「イカの街」函館
真イカの回遊ルートに位置している函館はイカの好漁場として有名です。
そんな函館で有名なのが函館朝市のイカ釣り体験。水槽で泳ぐイカを釣り上げると、職人さんが目の前で釣ったイカをさばいてくれます。
筆者も修学旅行のときイカ釣り体験をしました。さばいた直後に食べる新鮮なイカは醬油に付けると動き出すんです! お店で売られているイカよりもコリコリとしており、「なんだこのイカ、食べたことない!」と驚いたのを覚えています。
函館に行ったらぜひ一度、新鮮なイカでしか味わえない食感をお楽しみください!
漢字にするとほかの動物が出てくる不思議な海産物、イカ。北海道の寒い冬にはイカ焼きやイカ大根はいかがでしょうか?
【参考】農林水産省、株式会社 主婦の友社、函館市観光部
令和2年漁業・養殖生産統計 p.35 / 農林水産省
『アオリイカ(人気つり魚シリーズ)』p.41(主婦の友社、2010)
透明でコリッコリ!函館自慢のいかをどうぞ / 函館市公式観光情報 はこぶら
【画像】ヒロ / PIXTA(ピクスタ)