本州出身者が驚いたことまとめ！はじめての北海道移住で「困ったこと」5つ

2021.07.08

北海道Likers編集部

学業や就職、結婚などさまざまな理由で北海道に移住する方がいます。雄大な自然、おいしいグルメ、北国ならではの美しい景色に心躍らせ移住したけれど、北海道ならではの習慣や本州との暮らしの違いにカルチャーショックを受けることも少なくありません。

そこで今回は、実際に北海道へ移住したライターが感じた北海道生活での困りごとについてご紹介します。

1：洗濯物を外で干せない!?

出典: Ana Flasker / shutterstock

冬の北海道では、洗濯物を外で干すことなど到底できません。北海道の冬の寒さは甘くはないのです。毎日のように雪は降り続け、晴れていても水分を多く含んだ洗濯物は凍ってしまうほどの外気温。

春から秋にかけては穏やかな気候のもと、外で干せていたことが嘘のようです。本州では雨が降る日や天気が悪い日を除いて、1年中洗濯物を外に干すことができることも珍しくありませんが、北海道でもそれが当たり前だと思っていると大間違い。

暖かな日差しのもとで、風になびかれながらカラカラと乾いていく洗濯物たちが恋しくなる、北海道の冬。洗濯物を部屋のなかで上手に干すスキルが身についていきます。

【もっと詳しく】予想もしていなかった！北海道で暮らしはじめて困ったエピソード3選（2021年6月16日掲載）

2：車がないと大変

出典: niyan / PIXTA(ピクスタ)

札幌など交通機関が発達している地域は別ですが、それ以外の地域では“車がないと身動きがとれない”というのも困りごとの1つ。最寄りのスーパーまで片道5kmということもよくあります。バスが運行されてはいるものの、本数が限られており“思い立ったが吉日”で生活しようとすると融通が利かず困ることも多いでしょう。仕方がなく歩いていこうにも1年のうち半年は雪に閉ざされる北海道。吹雪や豪雪に生身の体で挑むのは危険すぎます。

これから北海道に移住を考えている方は、場所にもよりますが少なくとも車と運転免許はもっておきましょう。

3：ちょっとおでかけが小旅行

出典: kiki / PIXTA(ピクスタ)

北海道のなかでも都市部から離れた地域は、娯楽施設も少ないです。人気の娯楽施設までの距離が車で約200km、時間にして約3時間と小旅行並みに遠いという地域も。ほかにも博物館や美術館などの文化的施設、ショッピングモールなどが近隣にないので、都会での生活になれている移住者にとっては痛手に感じることもあるでしょう。

しかし、その代わりに都市部では見られないような雄大な大自然に出会えたり、ワカサギ釣りや流氷見学、スキーなど自然豊かな地ならではの体験ができますよ。

【もっと詳しく】さすが試される大地！本州とはレベルが違う北海道に移住して「辛かったこと」3選（2021年5月16日掲載）

4：夏は暑いのにクーラーがない

出典: cba / PIXTA(ピクスタ)

北海道は日本最北端。冬が厳しい代わりに、夏は比較的涼しくて過ごしやすいというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

地域によっては、半袖の服を着る機会がないほど夏でもかなり涼しい場所もありますが、札幌などかなり暑くなるところもあるんです。関東の、あのもわっと体にまとわりつくような空気やクラッとめまいがするような暑さはありませんが、札幌では日差しが刺すように痛く、日中は半袖半ズボンでも汗が噴き出てくるほどです。

本州並みとはいかずともかなり暑い札幌ですが、クーラーのない家が多いのです。最初はあまりの暑さに夏を乗り切れるか不安になりますが、実際に暮らしてみると、クーラーが欲しいと思うのはだいたい8月の1～2週間程度。保冷剤や扇風機を活用したり、夏の間は生活時間を変えたりと工夫をすれば、クーラーがなくても夏を過ごせますよ。

【もっと詳しく】移住者が伝えたい！意外と暑い「北海道の夏」が始まる前に知っておくべきこと（2021年5月18日掲載）