移住者が伝えたい!意外と暑い「北海道の夏」が始まる前に知っておくべきこと
北海道でも最近では暖かい日が増えてきましたね。筆者は薄手の上着で出かけられるのがうれしくて、天気のよい日は空を見上げながらのんびりと歩いてしまいます。
春が来たということは、当たり前ですが、次は夏がやってきますね!
北海道の夏は本州の夏とどのように違うのでしょうか。移住者の目線から、北海道の夏をご紹介します。
札幌は涼しいはウソ!?
北海道といえば日本最北端の地です。冬が厳しい代わりに、夏は比較的涼しくて過ごしやすいというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
筆者の友人で釧路出身の人がいるのですが、彼女は札幌に来るまで半袖をほとんど着たことがなかったそうで、北海道でも地域によっては夏でもかなり涼しい場所があるようです。
しかし、札幌の夏は、千葉県出身の筆者からしてもかなり暑いです。
関東の、あのもわっと体にまとわりつくような空気やクラっとめまいがするような暑さはありませんが、札幌では日差しが刺すように痛く、日中は半袖半ズボンでも汗が噴き出てくるほどです。
クーラーのない家が多い!どうやって夏を乗り切る?
本州並みとはいかずともかなり暑い札幌。しかしながら、クーラーのない家が多いのです。
筆者の家もクーラーがなく、引っ越してきたころは夏を生き延びられるだろうかと不安になりました。
ただ、実際に暮らしてみると、クーラーが欲しいと思うのはだいたい8月の1~2週間だけでした。そして、多少の工夫が必要にはなりますが、クーラーがなくても生き延びられます(笑)
少し恥ずかしいものもありますが、筆者が行った、夏を乗り切るための方法をご紹介します。
・扇風機、アイスノン(冷凍庫に余裕があれば複数)の購入
扇風機とアイスノンは必須です。風にあたるだけでだいぶ涼しく感じます。また、アイスノンは2つ以上あれば寝るときだけではなく、日中暑いと思ったときにすぐ体を冷やすことができます。ただ、アイスノンは一人暮らし用の冷凍庫にはかなり大きいので、ほかの季節のことなどをよく考えてから買った方がよさそうです。
・ケーキ屋さんなどでもらった保冷剤をためておく
保冷材もアイスノンと同様、冷凍庫の容量と相談しなければいけませんが、アイスノンよりも手軽にピンポイントを冷やすことができます。筆者は、家で勉強するときによく首に巻いていました(笑)
また、料理をすると部屋が暑くなってしまいますが、そんなときでも保冷剤を首に巻けば快適に過ごせます。
・生活を極端な朝型に
これは、みなさんがお住いの部屋の方角によると思います。筆者の家は東向きで朝日がかなり暑かったので、5時前に起きて涼しい間に掃除や洗濯などの家事、集中してやりたい課題などをしていました。そして、部屋に日が射して暑くなってきたら、すぐに出かけるようにしていました。
・寝るときはベッドではなく床で
これは、本当に暑くて、扇風機やアイスノンを使っても眠れないときの最終手段です。ほんの数十センチでも低いところの方が涼しいような気がして、ベッドから降りて床で寝た日もありました。このときは、さすがに辛くてクーラーのある友達の家に泊まらせてもらおうかと思いましたね。
日中は暑くても、朝晩は要注意。最低気温に注目!
先ほども述べたように、札幌の夏は暑いとは言っても、クーラーが欲しいと思うのは8月の1~2週間、そして夜も寝苦しいほど暑いのは数日間だけです。
そして、札幌の夏の大半は、朝晩は何か羽織るものが必要なほど涼しい日です。日中の気温は同じでも朝晩の気温によってかなり服装が変わってくるので、天気予報では最低気温にも注目しましょう!
意外と暑い北海道の夏。みなさん、事前に対策をして思いっきり楽しみましょう!
【画像】まちゃー、cba、allappreciate606、よっちゃん必撮仕事人 / PIXTA(ピクスタ)
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