松尾ジンギスカン社長にきく!大人になってから気づいた北海道を愛すべき3つの理由
「北海道の魅力はやっぱり圧倒的な四季の美しさ」そう語るのは、松尾ジンギスカンの4代目社長、松尾吉洋さん。学生時代を千葉県や東京で過ごした松尾さんは改めて北海道の魅力を痛感したといいます。「子どものころは日常の景色なんて見ないですけど、東京で暮らして帰ってくるとやっぱり圧倒的に美しいですね」
そんな松尾さんのいう“北海道の魅力”とはなんなのでしょうか。普段は伺うことのできない、社長のプライベートに迫ります。
松尾吉洋(まつお・よしひろ)松尾ジンギスカンの製造・販売、直営レストランや牧場運営を行う株式会社マツオの代表取締役。滝川スカイスポーツ振興協会や滝川少年野球連盟の会長を務める。高校時代を千葉県、大学時代を東京で過ごし、滝川へUターン。現在は、子ども2人の4人家族。妻はベトナム出身。滝川と札幌の2拠点生活。冬はもっぱら家族でスキーを楽しんでいる。
HOKKAIDO LOVE! なこと1:北海道を空からみる!スカイスポーツ
北海道Likers編集部:北海道の魅力はやはり四季の美しさとのことですが、四季それぞれをどのように堪能されていますか。
松尾さん:冬はスキー、夏は子どもたちと野球、そしてスカイスポーツですね!
北海道Likers編集部:スカイスポーツにハマったきっかけはなんでしょうか?
松尾さん:元々飛行機は好きで、飛行機自体のフォルムや上空から見る景色は本当に美しい。飛行機に乗るときは必ず窓側をとるタイプです(笑)
いつか自分で空を自由に飛んでみたいくて、はじめて自分で操縦したのは2010年くらいのとき。札幌の丘珠空港にフライトクラブがあって、参加すれば初心者でも操縦の練習ができました。もちろん教官はついていますが、自分で操縦して富良野方面に行ったり、洞爺湖のまわりを一周したり……地元・滝川の「たきかわスカイパーク」に降り立ったこともあります。意外と空は自由に飛べるんだ!という経験がすごく楽しかったんです。
北海道Likers編集部:意外と挑戦できるものなのですね!
松尾さん:そうなんです。職務が忙しくなってからはお休みしているんですが、滝川ではグライダーがおすすめです。滝川はスカイスポーツの町。上昇気流が発生しやすく、航空交通管制の対象外なので自由にフライトができる場所です。また、全国にグライダーの滑空場はいくつかありますが、体験搭乗を常に受け入れているのは「たきかわスカイパーク」だけ。ほかでは、土日だけの受け入れや愛好者の方優先なことが多いですが、滝川ではシーズン中は毎日(天候により実施不可な場合あり)体験搭乗ができます。
北海道Likers編集部:旅行で行っても体験できるということですね。
松尾さん:そうなんですよ。ハードルが高く思われがちですが、子どもでも小学4年生から体験できます。
そして四季折々の上空からの景色が本当に素晴らしい。春は滝川の菜の花畑の黄色いじゅうたんと残雪が残る山々。夏は田園の緑のじゅうたん、米の収穫時期になると黄金色の大地が広がります。これは北海道ならでは、滝川でしか味わえない経験ですね。
<LOVE! 情報>
■スポット名:たきかわスカイパーク
■住所:北海道滝川市中島町139-4
■電話番号:0125-24-3255
HOKKAIDO LOVE! なこと2:冬は家族で「キロロ」でスキー
北海道Likers編集部:冬はどんな楽しみ方を?
松尾さん:冬はもっぱらスキーです! 北海道はスキー場へのアクセスが容易! これは本当に恵まれていると感じます。子どもの学校が終わったら「さっぽろばんけいスキー場」のナイターで滑ることもよくあります。北海道外では普通はふらっと行くものではないですよね(笑)
子どもたちは「キロロリゾート」の『アニーキッズスキーアカデミー』に通っています。
独自のメソッドがあり、子どもを楽しませながらスキーを上達させるのが上手なスクールだと思いますよ。面白いのは、最初にボーゲン(八の字)を教えないこと。はじめからパラレルターンが身につくんです! ほかにもレベルに応じてランク分けがされていて、子どもたちがランクアップを目指して取り組めるなどほかとは違って面白いです。
もう4シーズンくらいになりますが、日帰りで行けるので冬場の土日は通い詰めていますね。
北海道Likers編集部:松尾さんご自身も滑られるんですね。
松尾さん:大人になってしばらくスキーからは離れていたんですが、上の子が5歳になったときに再開しました。今のスキーはカービングスキーっていうんですね。すごく滑りやすくて改めてスキーってこんなに面白いんだと思いました。妻も今までスキーをしたことがなかったのですが、今では家族で楽しめるようになりました。スキーは“家族でできるスポーツ”といいますからね。
<LOVE! 情報>
■スポット名:キロロリゾート
■スクール名:アニーキッズスキーアカデミー
■住所:北海道余市郡赤井川村常盤128番地1
■電話番号:0135-34-7111
HOKKAIDO LOVE! なこと3:回転ずしは「トリトン」一択
北海道Likes編集部:ご家族でアクティビティを積極的に楽しまれているのですね。普段は北海道を代表するグルメ「松尾ジンギスカン」を手掛けておられますが、ご家族でよく食べにいくお店はありますか?
松尾さん:家族のお気に入りは、回転ずしの「トリトン」さんですね。過去に「松尾ジンギスカン」でも回転ずし屋を1店舗出していて、実は当時その店長だった経験があるので、なお実感するのですが、「トリトン」さんのクオリティの高さ、味は素晴らしいです。
北海道Likers編集部:すしのなかでも「トリトン」さんなんですね。
松尾さん:そうですね。北海道産のお魚も非常に揃っていて、旬の素材をうまく活用されていると感じます。接客も運営も素晴らしく同じ飲食業として勉強になりますし、酢飯の味まで私の好みに合うんですよ(笑) これはさすがに東京の会社じゃできないレベルだと思います。ぜひ一度食べてみてほしいですね。
<LOVE! 情報>
■店名:回転寿し トリトン 円山店
■住所:北海道札幌市中央区北4条西23丁目2番17号
■電話番号:011-633-5500
北海道Likers編集部:ありがとうございました! 最後にHOKKAIDO LOVE! な読者へメッセージをお願いします。
松尾さん:北海道には、北海道民でもなかなか行けないスポット、できない体験は数えきれないほど。北海道の魅力を満喫するには、いろんな季節、いろんな場所で味わってほしいですね。
———ちなみに「松尾ジンギスカン」は全国展開していますが、滝川にはサフォークを育てている自社牧場「松尾めん羊牧場」もあり、本店でしか食べられないメニューも。また、北海道らしい屋外でのジンギスカンを手軽に提供するデリバリージンギスカンサービス(鍋やコンロ、食材を現地にお届け)も行っているんだそう。北海道らしい体験の提供を自社でも突き詰める松尾さん。そんな松尾さんの“LOVE! なこと”はきっとあなたの“LOVE! ”にもなるはずです。
「HOKKAIDO LOVE! な人」とは:
日常のなかに潜んでいる“北海道が好き”という気持ちを深堀り、本当の北海道の魅力を再発見するインタビュー企画です。北海道に住む人ならきっとだれもが抱いたことがあるだろう「やっぱり北海道が好き」という感覚。きっとそこには、北海道でしか体験できないこと、北海道でしか堪能できない味、北海道でしか出会えなかった人……1人ひとりにそんな特別な存在があるはず。インタビューには北海道で活躍する“HOKKAIDO LOVE! ”な面々が揃います。あなたの“HOKKAIDO LOVE! ”はなんですか?
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