大通公園

予想もしていなかった!北海道で暮らしはじめて困ったエピソード3選

2021.06.16

住む場所が異なれば、楽しいさや面白さがある反面、困ることも生じてしまいます。今回は、筆者が北海道に移住して困ったエピソードをご紹介します。

北海道ならではの体験に、当時は本当に困り果てていました……!

1:洗濯物を外で干したい

北海道の冬は、やはり甘くはありませんでした。完全に油断していたのです。

冬の北海道では、洗濯物を外で干すことなど到底できませんでした。毎日のように雪は降り続け、晴れていても水分を多く含んだ洗濯物は凍ってしまうほどの外気温。

春から秋にかけては穏やかな気候のもと、外で干せていたことが嘘のよう。筆者の出身地である九州では雨が降る日や天気が悪い日は除いて、1年中洗濯物を外に干すことができていました。そしてそれが当たり前だと思っていました。

暖かな日差しのもとで、風になびかれながらカラカラと乾いていく洗濯物たちが、冬が深まるにつれて思い出されます。そして恋しくなってしまうのです。

とはいえ近頃は、洗濯物を中で干すスキルの上達に励んでいます。

2:水抜きとは?何ですか

マンションの掲示板に張り出されたポスターに、水抜きに関する注意事項が書かれていました。冬は水道が凍結し、水が出なくなったり、水道管が破裂してしまったりする可能性がある。注意すべしとのこと。

そもそも“水抜き”という言葉をはじめて聞き、何をすればいいのかもよくわからず、困ってしまいました。年末年始にかけて九州へと帰省をする予定があった筆者は、道内の友人やインターネットで情報を集め、なんとか水抜きをしたことを覚えています。実際に水道が凍結し、水道管の破裂や水漏れなどでマンションに被害を与えてしまうことを考えるとあまりにも恐ろしく、よくわからないと放っておくことはできませんでした。

北海道で冬を初めて迎える方は、水抜きについて事前に調べておくと良いかもしれません。外気温がマイナス4℃以下になったときや、長時間水道を使用しないとき、一日中外気温が氷点下の日が続いたときなどは水道の凍結に要注意です!

3:旅行時の空港までの移動が寒い

北海道では冬本番の1月、筆者は東南アジアへと旅に行く予定がありました。東南アジアといえば1年を通して温暖な気候で、日本の夏よりも暑い地域です。何よりも困ったことは、服装に関することです。

東南アジアに到着すれば気温は高く、夏の装いで十分です。しかし、1月の北海道といえば冬靴にコートはもちろん、手袋やマフラーも付けて防寒対策が必要です。このギャップに悩まされました……。

自宅から駅や空港を往復するためだけに、冬服を持っていくべきか。それとも極寒を我慢して荷物を減らすべきか。

九州の冬ならば我慢できる寒さも、北海道の冬となればそうはいきません。防寒をしなければ凍えてしまうほど、北海道の気温になれない筆者はとても寒く感じるのです。

真冬の北海道から常夏の地域へと旅をする難しさを感じた経験でした。この時は、荷物を少なくするために寒いのを我慢して駅まで向かった記憶があります……!

 

北海道で暮らし始め、実際に困ったエピソードのご紹介でした。

もちろん大変なこともありましたが、今となってはどれも貴重な思い出です。困ることも楽しいこともすべて含め、面白いと思えるように生きていきたいものです。

【参考】水道の凍結について / 札幌市水道局

【画像】freeangle / PIXTA(ピクスタ)、Twinsterphoto、Ana Flasker、Rockzheart / shutterstock