公魚

北海道民なら読めて当たり前?冬の魚の代名詞、釣りも楽しめる「公魚」

2021.07.05

北海道には多くの名産品がありますが、寒さの厳しい冬を迎えると生産量や出荷量が減ってしまうのでは?と疑問に思ったことはありませんか? たしかに農作物は旬の影響で出回りづらくなるようです。一方で、海鮮の場合は、冬にこそよく獲れる魚もいます。今回はそんな、ある冬の魚の漢字をクイズにしてみました。

冬の魚「公魚」

さて、問題はこちらです。

魚であることはわかりますが、「公」って何でしょうか。昔の偉い人に献上されていたのでしょうか。

ちなみにこの魚「鰙」とも書きます。若い魚……少しは絞れそうです。

わかりましたか? それでは正解発表。

正解は……「ワカサギ」でした。今回はもしかしたらわかった人も少なくないのではないでしょうか?

「公魚」と書く由来は、江戸時代に今の茨城県あたりにあったある藩が、将軍に対して焼きワカサギを送っていたことから「公儀御用魚」とされたようです。本当に偉い人に献上されていたんですね。

ちなみに。ワカサギはほかにも「若鷺」とも書くようです。こっちは読みがそのままですね。

ワカサギ釣り

ワカサギといえば“ワカサギ釣り”を連想する人も少なくないかもしれません。筆者も食べるより釣りをするイメージが強いです。

ワカサギ釣りというのは、舟に乗って釣る方法もあるのですが、やはり一番有名なのは、いわゆる「氷上穴釣り」です。

これは、凍った水面に穴を開けて、そこに糸を垂らしてワカサギを釣り上げる、というシンプルな方法です。これを人々は寒さを忘れて楽しみます。釣られたワカサギは、天ぷらやフライに調理してその場で食べられることもあります。

道内一のワカサギ漁獲量を誇る「網走湖」

ワカサギの全国での漁獲量は、北海道は青森に次ぐ全国2位(2019年)。その北海道内で一番ワカサギが獲れるのは、道東・オホーツクにある「網走湖」です。10~11月、1~3月が主な漁の時期で、引き網漁などによって獲られています。

網走では、主に佃煮や『いかだ焼き』(具材を均一な長さにした串焼き)、あるいは天ぷらに加工されており、さらに網走湖で獲れる“ワカサギの卵”は、道内・道外のほかの河川・湖に運ばれ各地の名産を支えています。網走のワカサギは日本の重要な漁業資源といえるでしょう。

 

冬はまだ先ですが、コロナ禍が落ち着いていたらぜひ北海道でワカサギ釣りやワカサギの味を堪能してみてください!

ちなみに、ひとつだけ注意があります。ワカサギは生で食べないでください、大変危険だそうです。

【参考】
ワカサギ/茨城県
NPO法人オホーツク大空町観光協会/イベント情報
青森県の内水面漁業 / 青森産技
ワカサギ / 水産業 /網走市

【画像】afkphoto、やっちゃん、rogue / PIXTA(ピクスタ)

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