ゴミステーション

これ、なんていう?北海道弁だと知って驚いた「道産子流モノの呼び名」4つ

標準語だと思っていた言葉が、実は北海道の方言だったなんて経験はありませんか? 何気なく使っていた言葉が通じないとなるとかなりの衝撃です。

そこで今回は、方言だと知って驚く、北海道でおなじみのモノの呼び名をご紹介します。

1:他県では意味が変わる「ぼっこ」

「ぼっこ」とは、北海道弁の一つで、“(比較的短めな)棒”という意味を持ちます。なので、“木の棒”なら「木のぼっこ」というような言い方をすることが多いです。

また、この「ぼっこ」という言い方は、愛知県や三重県にも使われているようです。北海道とは異なり、どちらも“古いもの”というような意味合いを持っているそう。

【もっと詳しく】方言だと気がつかず使いがち!北海道民が言う「ぼっこ」の意味とは(2021年5月8日掲載)

2:道東ならでは?「ガス」

「ガス」は“霧”のことを指します。これは北海道東部地方の方言です。とくに、日本で最も霧が発生する釧路出身の人にとっては馴染み深い呼び方のようです。

ですが、釧路出身ではない道民も霧を“ガス”と表現することがあるようで、必ずしも特定の地域限定で使われている訳ではないかも。

ちなみに、北太平洋の寒冷な親潮と海上の温暖湿潤の寒暖差によって発生する海霧(霧より濃い霧)を「じり」と呼ぶのも北海道弁。

【もっと詳しく】まさか危険な状態!? 北海道民が言う「ガスかかってる」ってどういうこと(2021年5月5日掲載)

3:「ごみ捨て場所」はカッコよく

北海道では、ごみ集積所のことを当たり前のように「ごみステーション」と呼んでいますよね。北海道独特の呼び名としてメジャーですが、北海道の他にも、各自治体がごみステーションと呼び方を定めている場合も。たとえば、鹿児島市では「ごみステーション」、他の自治体でも、「ごみ回収ステーション」「ごみ収集ステーション」といった呼び方もあるそうです。

また北海道では、「ごみを捨てる」ことを、ごみを「投げる」と言うのも有名。幼児からお年寄りまで違和感なく「ちょっとこのごみ投げといて〜」なんて日常的に口にしています。もちろんポイ捨てのことではなく、捨てることですよ。

【もっと詳しく】【わかったら道民】北海道独特の呼び名「ごみを捨てる場所」をなんて呼ぶ?(2020年12月11日掲載)

4:鼻血が出たらまず「つっぺ」

“つっぺ”とは栓(物体の出入りを防ぐために使うもの)を指します。

たとえば、鼻血が出た時に使うティッシュやビール瓶の栓、耳栓など。これらをつけることを“つっぺする”といいます。

鼻血が出たときに「鼻につっぺしときなさい」と言われた記憶がある道産子は多いはず。

【もっと詳しく】【北海道弁講座】子どものころに叩き込まれた言葉、鼻血が出たらまず「つっぺ」(2021年2月16日掲載)

 

「まさか方言だとは思わなかった」と感じた言葉は、ありましたか?

意外だった方言があれば、周囲にシェアしてみましょう。出身地が異なる人同士で、地域で使われるモノの呼び名を比べてみるのも面白いかもしれません。

【画像】topimages、 Ondrej Prosicky / shutterstock、maroke / PIXTA(ピクスタ)