【北海道弁講座】子どものころに叩き込まれた言葉、鼻血が出たらまず「つっぺ」
筆者は、北海道弁だと知らずに使っている言葉がたくさんありました。「それはどういう意味?」と道外の方に聞かれて初めて、北海道弁だということによく気が付きます。道民が当たり前のように使う北海道弁、覚えていきましょう!
鼻血が出たら「つっぺ」
「鼻血が出たらつっぺしなさい」。道民の方なら誰もが言われたことがあるのでは。今回ご紹介する北海道弁は“つっぺ”。
北海道だけではなく、ほかの地域でも使われているそう。あなたは、鼻血がでたら何をしますか?
A 栓(物体の出入りを防ぐために用いるもの)
“つっぺ”とは栓(物体の出入りを防ぐために使うもの)を指します。たとえば、鼻血が出た時に使うティッシュやビール瓶の栓、耳栓など。これらをつけることを“つっぺする”といいます。
「つっぺ」の使い方
「(鼻血が出た人に)鼻につっぺしときなさい」
意味)「鼻に(ティッシュや脱脂綿などで)栓をしておきなさい」
「こぼれないように、ビンにつっぺして」
意味)「こぼれないように、ビンに栓をして」
「買い物行くときは、裏の戸につっぺしていってね」
意味)「買い物行くときは、裏の戸につっかい棒かけていってね」
“鼻血が出たらつっぺする”。このことを覚えておけば、いつでも“つっぺ”を使えるはず!