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【北海道弁講座】子どものころに叩き込まれた言葉、鼻血が出たらまず「つっぺ」

2021.02.16

筆者は、北海道弁だと知らずに使っている言葉がたくさんありました。「それはどういう意味?」と道外の方に聞かれて初めて、北海道弁だということによく気が付きます。道民が当たり前のように使う北海道弁、覚えていきましょう!

鼻血が出たら「つっぺ」

「鼻血が出たらつっぺしなさい」。道民の方なら誰もが言われたことがあるのでは。今回ご紹介する北海道弁は“つっぺ”。

北海道だけではなく、ほかの地域でも使われているそう。あなたは、鼻血がでたら何をしますか?

A 栓(物体の出入りを防ぐために用いるもの)

“つっぺ”とは栓(物体の出入りを防ぐために使うもの)を指します。たとえば、鼻血が出た時に使うティッシュやビール瓶の栓、耳栓など。これらをつけることを“つっぺする”といいます。

「つっぺ」の使い方

「(鼻血が出た人に)鼻につっぺしときなさい」

意味)「鼻に(ティッシュや脱脂綿などで)栓をしておきなさい」

「こぼれないように、ビンにつっぺして」

意味)「こぼれないように、ビンに栓をして」

「買い物行くときは、裏の戸につっぺしていってね」

意味)「買い物行くときは、裏の戸につっかい棒かけていってね」

 

“鼻血が出たらつっぺする”。このことを覚えておけば、いつでも“つっぺ”を使えるはず!

【参考】
道南方言集(方言→標準語 た行)/ 渡島総合振興局