【北海道難読地名クイズ】馬が入っているけど由来は…道東の難読地名「馬主来」
北海道の地名は難しいものばっかり! でも市町村名ぐらいなら余裕という方に今回は北海道の地名からのクイズです。
今回の地名は“馬主来“。記事の後半では『馬主来自然公園』の魅力も伝えていきます!
ポイントは「馬主」
それではクイズです!
“馬主来”この地名はなんと読むでしょうか。ポイントは“馬主”の読み方。漢字はどれも難しくないのですが読むのはとっても難しい!
ヒントはひらがな4文字で、そのうち1文字には半濁音が入ります。
正解は「ぱしくる」
というわけで正解は“ぱしくる”でした! 馬主来は釧路市と白糠町にある地名で、釧路市と白糠町の町境に位置する『馬主来自然公園』は観光スポットとして有名です。“馬主”を“ぱし”と読むのは難しかったのではないでしょうか。
気になる地名の由来は?
地名の由来を調べてみたところ、どうやらアイヌ語が由来らしく意味については諸説あるようです。
「パシクル」はアイヌ語で「カラス」を意味しますが、エカシ(古老)は地名の由来について、アイヌ語の分析と伝説から、原型は「パ(見つける)・シリ(陸地)・クル(影)」であると解いています。
名前に馬が入っているのに由来はカラスなんて面白いですね!
「馬主来自然公園」は1年を通して楽しめる!
『馬主来自然公園』は、夏はシジミ採り、冬はワカサギ釣りのスポットとして1年を通して楽しむことのできる観光スポットです。シジミ採りもワカサギ釣りもしたことのない筆者にとってはぜひ一度行ってみたいスポットです! そのうえ周囲には広い駐車場やトイレ、キャンプ用の炊事場なども整備されていることからキャンプ客も多く訪れるとのこと。
『馬主来自然公園』にあるパシクル湖は水が満水になると太平洋に流れ出すというとても珍しい特徴があり、「日本の重要湿地500」にも選ばれているのだとか。パシクル湖畔からから見える夕日は「音別新八景」に数えられています。
読むのがとっても難しい馬主来には魅力的な自然がありました。
みなさんも難読地名を見つけたらぜひ読み方だけでなく、その地域の魅力も探してみてください!
【参考】
郵便番号検索 / 郵便局
馬主来(パシクル)自然公園 / 白糠町
日本の重要湿地 / 環境省
音別新八景 / 釧路市
【画像】CRENTEAR、Keiji “tekito” NISHINO / PIXTA(ピクスタ)