あなたが思うよりでっかいどう!北海道ビギナーに179市町村の場所を伝えるアイデア3つ
以前、本州の人と話していてビックリしたことが。
「1日や2日で北海道をぐるっと観光する旅行プラン考えてよ!」
……開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。北海道の大きさをまるで理解していないのです。
さて、こういった北海道ビギナーと出会ったとき、みなさんは北海道の広さや各市町村の場所をどう伝えますか? これがうまくいかないと札幌や旭川や函館しかわかってもらえず、自分の地元が理解してもらえない……なんてことにもなりかねません。そんな悲劇を避けるためにも、今回は各市町村の場所を伝えるアイデアを3つ考えてみました。地元をもっと知ってもらいたいときにぜひ使ってみてください!
1:数値を使って表す
まずは、王道の方法から。具体的な数値を使う方法です! たとえば、パンフレットや自治体のホームページにもあるような“札幌から車で〇時間”という表現。車移動が必須の北海道ですから、実用性も高そうですね。
また、道路標識の看板にもどこどこまで〇kmという案内がありますよね。そのkm表示が3桁のこともあり、北海道ビギナーの度肝を抜くようですが……。
ほかにも峠を〇個越えるとか、JRの特急で〇時間かかるといった表現ができそうです。
2:相手に身近な話題を挙げながら話す
この見出しだけ見るとどこかの話し方セミナーみたいですが(笑)、決してそうではありません!
みなさん、小学生や中学生のときに47都道府県を覚えましたよね? そのときに、縁もゆかりもない土地の場所とか県庁所在地って覚えにくかったはずです。島根と鳥取どっちだっけ……みたいな。結局それと同じだと思うのです。相手が興味を持っている事柄と結びつけて話すと伝わりやすいはずです。
たとえば、1との合わせ技で
「スキージャンプの高梨沙羅選手は、上川町出身だよ。旭川から〇分くらいだね」
「陸上短距離の福島千里選手は幕別町出身だね。幕別町は帯広市と隣接しているんだ」
「北見市はカーリングのLS北見とか、お笑い芸人の丸山礼さんの出身地とかで有名だよね。オホーツク海にも面しているんだ」
などが可能でしょう。前提として、主要都市は先に教えましょうね!
ほかにも「東京ー大阪は約500kmの道のりだけど、稚内ー函館は、ルートにより誤差はあれど約600km!」というように相手の土地勘に合わせるのも1つの方法でしょう。それにしても広い!
3:ガッツリ由来から教える
場所は知らなくても、名前は知っている。そんな人におすすめなのが名前の由来から探る方法。教える方も教えてもらう方もちょっとハードかもしれませんが、絶対に忘れない方法といえるでしょう。
いわずもがな北海道の地名の多くがアイヌ語由来です。そして、アイヌ語の意味はたいていその土地の自然環境に関するものです。
したがって、この由来をきっちりと読み解くとその土地の川や地形、山の特徴などがわかってきます。そこから学んじゃえば場所もわかるという方法です! 場所だけでなく、いろんなことがわかり楽しそうですね。
いかがでしたか? みなさんの知恵を振り絞って、もっと“でっかいどう”を知ってもらいましょう!
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