うるかす

【北海道弁講座】日常生活で大助かり!標準語でもいいくらい便利な「うるかす」

2021.01.11

生粋の道産子ではない筆者。そんな筆者は、各地の方言を“つまみ食い”して生きてきました。

いろんな地域の言葉に触れると、標準語を使うよりもこの方言を使った方がより伝わるし、便利じゃん!ということがときどきあるのです。

今回は、道外の人にもおすすめの表現を1つご紹介します。

食事の準備中と食後に使える「うるかす」

今回紹介する方言は“うるかす”。道産子なら当たり前のように使っていて、方言であることに驚いてしまうかもしれません。とっても便利な表現です。東北地方などでも使われているようですが、筆者は北海道の方言というイメージが強いです。北海道も東北も米どころですよね……これがヒントだったりします。

では、正解を見てみましょう!

A 水につけておく、水を含ませる

多少表現が違うにしても、水気を含ませる、水に浸すなど核となる意味は変わりません。これが非常に便利なんです。米がヒント、というのも納得してもらえたでしょうか? 具体的な使い方を例文で確認してみましょう!

「うるかす」の使い方

限られた場面での使用が多いかと思いますが、例文を見ていきましょう!

「米うるかしといて」「はーい」

意味)「(炊く前に)米を水につけておいて」「はーい」

「食べ終わったらお茶碗うるかしといてよ」

意味)「食べ終わったらお茶碗水につけといてよ」

こんな感じです。他にも水につけるものなら使えます! 筆者は知らなかったのですが、事態を放置するといった意味で使う場合もあるようです。北海道外での使用例かもしれません。

 

あなたも食事の準備中と食後に一言、“うるかす”を使ってはいかが?

【参考】
北海道弁 / 中標津町ホームページ