実はご当地グルメだった!? 酒のアテにぴったりな「道産子のおつまみ」4つ
現地でしかなかなか味わえないお酒のアテが多くある北海道。
アイヌ語が起源になっているものもあり、北海道以外で聞かない名前もたくさん。実は北海道だけだった!というものも。
今回はそんな道産子のおつまみを4つご紹介します!
1:松前漬け
お正月の定番メニューとしても有名な『松前漬け』。道内の居酒屋ではお通しとして出てくることも多いです。
北海道の郷土料理で、千切りの人参やスルメイカ、昆布を数の子と一緒に和え、醤油、酒、みりん、砂糖などの調味料で漬け込んだ保存食です。
かつては塩で漬け込んでいましたが、人々の味覚の変化に合わせた結果、醤油ベースの味付けが主流になったといわれています。昔はニシンの卵である数の子がふんだんに使われていましたが、価格の高騰に伴って現在ではスルメイカが多く使われています。
実はおうちでも簡単に作れるメニューで、卵焼きやスープにもアレンジできる万能おつまみ。
【もっと詳しく】切って、漬けて、混ぜるだけ!最強ごはんのお供「松前漬け」実は15分で作れる(2021年3月23日掲載)2:山わさび
北海道ではよく食べられている『山わさび』。主に北海道の山中に自生している植物です。本わさびと違って色が少し白っぽく、味もほんのり甘みが感じられるのが特徴。
すりおろして食べるのですが、すぐに鮮度が落ちて味が抜けてしまうので、醤油漬けにして長期保存ができるようにするのが一般的。結構しょっぱい味付けなのでお酒のアテにもぴったりです。
ごはんやお刺身にはもちろん、ビールや日本酒、意外と赤ワインにも合っちゃいますよ。
【もっと詳しく】本州では知られていない?北海道民のご飯のお供の定番「山わさびの醤油漬け」(2021年4月18日掲載)3:ルイベ
多数のメディアでも紹介されている『ルイベ』。
『ルイベ』は、サケやマスなどの魚を冷凍させてから、解凍せず、刺身にして食べる郷土料理のことです。主に、函館や釧路などの北海道沿岸部で継承されています。
アイヌ民族発祥の料理として知られていて、寒さが厳しい冬に備えサケを雪に埋め、凍らせて保存していたことがはじまりとされています。
凍らせて食べる『ルイベ』は、刺身同様にわさび醤油をつけて食べるのが一般的。レモンや大根おろしとも相性抜群です!
【もっと詳しく】ルイベってどういう意味?やっぱり道民は普通のサーモンよりコレでしょ(2021年3月12日掲載)4:かすべ
北海道の居酒屋でよくみる『かすべ』という文字。実はこれも北海道の郷土料理。
昔からアイヌ民族も食べていたといわれており、現在では北海道のほか東北地方などでも食べられているのだそう。スーパーや鮮魚店でも『かすべ』という名前で販売されています。
身の部分はもちろんやわらかい軟骨の部分まで食べることができ、コリコリとした食感が特徴的です。定番はシンプルな煮物。ショウガをたっぷり入れれば、旨味たっぷりの煮物が完成します。そのほか、から揚げやムニエルにしてもおいしいですよ!
【もっと詳しく】これなんだ?北海道の居酒屋に行くなら知っておきたい「かすべ」って…【北海道弁講座】(2021年3月26日掲載)
おうちで作れるいつものおつまみですが、道外の人にいうと驚かれるものもあるかも……。
作ったことがなかったという方も、ぜひトライしてみてくださいね!
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。
【画像】keiphoto、rogue、takako / PIXTA(ピクスタ)