北海道あるあるネタまとめ!本州の人が驚く北海道民の常識【日常編】
独特な文化や習慣を持つことで知られる北海道。北海道民にとっては常識でも、本州の人が知ると驚くことも。
今回は、そんな北海道の日常にまつわるあるあるネタをご紹介します。
1:極寒の冬にアイス
極寒の外に対して室内を夏のような状態にし、アイスをほおばる北海道民。
断熱性に優れた北海道の室内は半袖で過ごせるほどに快適な温度になっているんです。家庭によっては半袖短パンで過ごしているようなおうちもあるとか(笑) 外は氷点下でも、家の中では22~23度がキープされているからなんだそう。
2:北海道民はこたつを持たない?
「ただいまっ! 外寒っ。はやくこたつに入って温まろう」
日本中の家庭において、冬によく見かける光景ではないでしょうか。こたつは、ぬくぬくして思わずウトウトして、人をダメにしてしまう暖房器具。
そんなこたつですが、なんと北海道はこたつ所有率がワースト1位*だそうです!
沖縄県よりも所有率が低いということなんです。驚きですよね。ガスや石油ストーブで家全体を暖める住居が多い北海道では、ふとんの中しか暖められないこたつはあまり必要とされていないのかもしれませんね。
*出典:weathernews ニュースリリース (2014年2月5日発表)
【参考】道民にはあたり前のこと?冬の日常生活に関わる「北海道あるある」3選(2020年11月25日掲載)3:積雪した日の街は静けさとは程遠い!?
積雪した日の夜は、ひっそりと静寂に包まれるものだろうと思いきや、実際は、とても賑やかです。
実はこの音の正体、除雪車によるもの。市町村単位で、積雪予測や実際に積雪した雪の量に応じ、除雪車によって除雪をしているんです。
ちなみに、札幌市全域で積雪した場合、市内一斉に除雪を行うことになりますが、その距離は約5,400kmで、札幌と沖縄を往復できる距離に相当するんだとか。
4:道に「砂箱」が設置されている
「ご自由にお使いください」。そのような記載とともに交差点に設置してあるのが『砂箱』。
用途は交差点における滑り止め。砂が撒かれているのとそうではないのとでは、歩きやすさが全く異なるため、とてもありがたいものです。
実はこの砂、ボランティアの方々によって撒かれているそうです。こちらも除雪車と同様、感謝して日々を過ごさないといけませんね。
もちろん、誰でも使用が可能なので、滑りそうな危ない交差点を渡る時には、ぜひ砂を撒いてみましょう!
5:子どもはソリで運ぶ
北海道の冬でよく見る光景といえば、小さな子どもが写真のようにスコップに乗って滑って遊んでいるシーンではないでしょうか。
街中では、子どもをソリにのせてお散歩をしている親子もよく見かけますね。ソリは重い荷物を運ぶ際に使われることも。
6:ママさんダンプは必携
『ママさんダンプ』というスコップは雪国では必需品のアイテム。
実は、名前のルーツは新潟県。新潟県にあるグリーンパル株式会社が、プラスチック製の雪かき商品に使用する登録商標となっているんだとか。
力がなくても雪かきができる、本当にありがたいアイテムです。雪は意外と重いので、『ママさんダンプ』に助けられている方も多いのではないでしょうか。
【参考】道民なら思わず頷いちゃう!? 除雪・路面凍結にまつわる「北海道の冬あるある」(2020年12月11日掲載)7:「ゴミステーション」にゴミをなげる
日本に住んでいる人なら、大抵の人は見たことがあるであろうこちらのスペース。ごみ捨て場、ごみ置き場……いろんな呼び方がありますが、北海道では、ごみ集積所のことを当たり前のように「ごみステーション」と呼んでいるんです。北海道では一般的に使われている聞き慣れた呼び方のため「これが珍しい呼び方だなんて知らなかった」という人もいるそう。
しかしながら北海道の他にも、各自治体がごみステーションと呼び方を定めている場合もあります。例えば、鹿児島市では「ごみステーション」。他の自治体でも、「ごみ回収ステーション」「ごみ収集ステーション」といった呼び名がみられました。
そして北海道でごみといえば……ごみを“投げる”が有名ですね! 筆者の周りでも、幼児からお年寄りまで違和感なく「ちょっとこのごみ投げといて〜」なんて日常的に口にしています。と言っても、もちろんポイっと放り投げることではなく、捨てること。
【参考】【わかったら道民】北海道独特の呼び名「ごみを捨てる場所」をなんて呼ぶ?(2020年12月11日掲載)8:電車ではなく汽車
あなたはこの画像に写っているものを何と呼びますか? “電車”? それとも“汽車”?
北海道では、“汽車”と呼ぶ人が多いです! 道産子は電車で通学・通勤することを汽車通学・通勤すなわち“汽車通”と呼ぶことも。
道産子が列車のことを“汽車”と呼ぶ理由はいろいろな説があるので、ぜひ調べてみてくださいね!
【参考】これが「電車」じゃないってどういうこと!? この乗り物の呼び名は…(2021年1月8日掲載)9:玄関と二重窓は「天然冷蔵庫」
食材をたくさん買い込んだとき「冷蔵庫に入りきらない……!」なんてことにならないのが冬の北海道。
廊下や階段、玄関など、暖房が入らない場所はとにかく寒い。野菜や冷やしておきたい飲み物などはこういった場所に置かれがちです。
マンションは比較的玄関や廊下が温かいので、そういった場合に冷蔵庫として使われるのが二重窓。内窓と外窓の間に食材を入れておくと、凍らずにちょうどいい温度で冷やしておくことができます。
【参考】冷蔵庫パンパンとは無縁!? 雪国では当たり前の「寒さを生かした」生活術とは(2021年1月14日掲載)
本州に住んでいる人にとっては、新鮮に感じられることが多かったのではないでしょうか。
まだまだ北海道には、北海道ならではの文化や習慣がありますのでぜひ調べてみてくださいね!
【画像】
たまきち、Fast&Slow、taka_c、jyapa、tkyszk、kmc、ハル / PIXTA(ピクスタ)
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。