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冷蔵庫パンパンとは無縁!? 雪国では当たり前の「寒さを生かした」生活術とは

2021.01.14

鼻息が白くなるほど寒い北海道の冬。そんな北海道には、寒さを逆に利用した生活の知恵があります。

筆者もかれこれ21年北海道で暮らしているのですが、一番おもしろいなと思うのが、冬になると冷蔵庫が増えること。これは想像以上に便利です。北海道に居住経験のある方であれば、この記事を読んでうなずけるポイントがあるのではないでしょうか。

天然冷蔵庫その1:玄関と二重窓

今年はもう過ぎてしまいましたが、年末年始は食材をたくさん買い込みがち。そんな時、「冷蔵庫に入りきらない……!」なんてことにならないのが北海道。

廊下や階段、玄関など、暖房が入らない場所はとにかく寒い。野菜や冷やしておきたい飲み物などはこういった場所に置かれがちです。

マンションは比較的玄関や廊下が温かいので、そういった場合に冷蔵庫として使われるのが二重窓。内窓と外窓の間に食材を入れておくと、凍らずにちょうどいい温度で冷やしておくことができます。実際に、筆者の家でも二重窓が大活躍。大根や果物など、スペースを取るものはだいたいここで保管しています。

天然冷蔵庫その2:雪の中!?

一般家庭ではあまり馴染みのない方法かもしれませんが、冬に氷点下の日が続く地域では、雪の中に食材を埋めて保管します。「なんで!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、雪の中は外気よりも温かく、凍らないからです。この雪を冷蔵庫がわりにした保存方法を、「雪室(ゆきむろ)」と呼びます。

実際に、北海道の豪雪地帯にある和寒町では、秋に収穫したキャベツを雪の中で保存し、冬にまた掘り起こして出荷しています。これが“和寒越冬キャベツ”で、和寒町の特産品としても有名。凍らずに新鮮な状態で保存されるので、甘くて美味しいのが特徴です。

他にも先人達のたくさんの知恵が今の私たちの生活に根付いていて、こうした工夫をして寒い冬を乗り越えてきたのかと思うと、感謝と尊敬の念がわいてきます。

 

まだまだ寒い冬は続きますが、冬ならではの美味しいものをたくさん食べて、一緒に冬を乗り越えましょう!

【参考】
天塩川周辺特産品情報/上川総合振興局
雪を利用した野菜の保存/NHK for School

【画像】jyapa、越山、Sean Pavone / PIXTA(ピクスタ)

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