白花豆コロッケ

コロッケなのに甘い味!? 当時インパクト大だった北海道の給食メニューとは

2021.01.22

揚げたてサクサクのコロッケは、昔から変わらず食卓の人気者。給食のメニューにも、じゃがいも、カニクリーム、かぼちゃ、カレー風味など、子どもたちが大好きな味がずらりとそろいます。

今回紹介するのは、北海道では定番の白花豆コロッケ。給食によく登場した“甘いコロッケ”は当時の筆者にとっては驚きの味で、印象深いメニューでした。

コロッケなのに甘い!白花豆コロッケ

白花豆コロッケは、じゃがいもの代わりに白花豆をつぶして揚げた料理です。まっしろの中身はホクホク食感で、ほんのりとした甘さが特徴的。ハート型がころんと可愛らしいです。

普通の塩気のあるコロッケしか食べたことのなかった筆者は、あんこが入ったような甘いコロッケに当時はびっくりしましたが、慣れれば優しい風味がクセになるように。SNS上には1番好きな給食として白花豆コロッケを挙げている方も多くいて、ひそかな人気がうかがえます。

道東産の豆の女王「白花豆」

夏には白く可憐な花が咲き、輝かしい白さの豆に成長することから“豆の女王”と呼ばれている白花豆。栽培にかなり手間がかかり、値段も比較的高いため、紫花豆、虎豆、大福と一緒に”高級菜豆”として扱われています。

道東・きたみらい管内では、全国生産量の約7割を栽培。高たんぱくで低脂質、ミネラル・鉄分・食物繊維がたっぷり含まれている高栄養価の食材なんです!

新たな素材として大注目!

やさしい甘さの白花豆は、これまで高級和菓子の白あんの原料としてよく使われてきました。最近ではスイーツ以外の分野でも大活躍。白花豆を100%使用したはちみつや、白花豆シーザードレッシングなどといった目新しい商品も登場しています。

一体どんな味わいなのか、とっても気になりますね!

 

大人になって、ふと懐かしくなる白花豆コロッケの味。自分で一からで作るのは根気がいりますが、市販のものもあるそうです。クリーミーで美味しいと評判なので、ぜひ食べてみたいですね。道東自慢の恵みの味を、ご自宅でぜひどうぞ!

【参考】
JAきたみらいホームページ
オフィシャルWEBサイト「おかわりきたみ」

【画像】公益財団法人学校給食研究改善協会、Fast&Slow、岬太一、Wisteria、遥花 / PIXTA(ピクスタ)

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