エスカロップ

道産子しか知らないかも!給食に出た「豚カツとバターライスの最強タッグ」とは

2020.12.30

北海道ならではの給食を紹介する新シリーズ。第1弾のスープカレーに続き、第2弾は筆者が小学生の頃ひそかに気に入っていた、根室発祥の“エスカロップ”をご紹介します。あの懐かしい味わいを知っているのは、もしかすると道民だけかも!?

根室名物・エスカロップって?

北海道の東端の水産都市・根室で生まれたエスカロップは、”漁師が早く食べられて、ある程度ボリュームのあるメニュー”として考案されたワンプレート料理です。

タケノコ入りのバターライスに薄切りのサクサク豚カツをのせ、デミグラスソースをたっぷりかけたこの料理は、新しいのにどこか懐かしい、純喫茶的な味わい。ちなみに名前の由来は“肉の薄切り”。フランス語の“escalope”からきているそうです。

地元ならではの洋食文化

根室では、オムライスやハンバーグと肩を並べるほどの定番料理であるエスカロップ。根室市観光協会のホームページでは、エスカロップを食べられるお店を記した根室エスカロップマップという地図が掲載されているほど、地元民には馴染みのあるご当地グルメです。ちなみに地元では“エスカ”という略称で楽しまれているんだとか。

エスカロップを筆頭に、根室の洋食文化はとっても豊か。ドライカレーにサガリ肉をのせ、特製ソースをかけた『オリエンタルライス』や、ライスにとんかつ、野菜炒め、目玉焼きや生卵をトッピングする『スタミナライス』など、個性あふれる料理が目白押しです。ぜひ本場の味を食べてみたいですね。

札幌の給食にも登場!

ちなみにエスカロップを食べられるのは根室だけではありません。筆者の住む札幌でも、当時は給食で提供されていました。

コクのあるバターライスと、ジャンキーな豚カツ、その2つの味わいをうまい具合にまとめてくれる濃厚なデミグラスソース。これら3つのコンビネーションが最高なんです。小学生の大好きな味がつまっているエスカロップは、当時の同級生にも人気だった覚えがあります。

 

根室以外ではなかなか食べられないエスカロップですが、実はインターネットにレシピが載っています! 作り方は簡単なので、ぜひ気軽に作ってみてくださいね。

【参考】
北海道学校給食会 レシピ・食品管理システム 投稿レシピ:”エスカロップ(根室)”
根室市観光協会ホームページ

【画像】Kappaの旦那、trikehawks、IYO / PIXTA(ピクスタ)