留辺蘂

【北海道地名クイズ】読めたらスゴイ!広~い北見のユートピア「留辺蘂」

2020.12.20

問題。日本で一番面積の広い都道府県は言わずと知れた北海道ですが、その北海道で一番広い市町村はどこでしょうか?

……正解は、“北見市”です(ちなみに全国でも4番目の広さです)! この北見市ですが、いくつかの市町村が合併して今の形となりました。北見市、常呂町、端野町、留辺蘂町が元の市町村です。今回取り上げるのは、“留辺蘂町”。有名観光地に引けを取らない魅力にどっぷりと浸かってください!

3文字目、普段見ないですよね。

改めまして今回取り上げるのは、オホーツク管内北見市“留辺蘂町”です。

さて、皆さん読めますか? 漢字も普段はなかなか見ないものが使われていますし、知らないと答えるのは難しいかもしれませんね。

ヒント。“べ”が2回出てきますよ!

では正解発表といきましょう! 正解は……

A るべしべ

るべしべ、と読むんですね。あまりヒントの意味がありませんでしたか? 読めた方、通ですね~!

やっぱり気になる由来

読み方からして、アイヌ語由来であることはわかりますがどんな由来があるのでしょうか。市のホームページを覗いてみましょう。

旧町名の留辺蘂は、アイヌ語の「ルペシュペ」からでたものです。アイヌ語では、道のことを「ルー」越える道を「ルペシュペ」と称し、本町の場合は佐呂間別川へ越す道の意味で、ペをベにし、シュペをシベにして「ルベシベ」と訳し、さらに漢字の「留辺蘂」をあて、今日にいたっています。

用:北海道北見市ホームページ

なるほど。実際に暮らすうえで役立つ情報を表す言葉だったということでしょうか? アイヌ語はどれもステキな響きですよね!

世界最大級のハト時計塔

留辺蘂だけじゃ、あんまり見るところないんじゃないの? と思った方。心配することなかれ。見所は満載です! しかもその道ではトップクラスのものがあったりします。

道の駅おんねゆ温泉にあるからくりハト時計『果夢林(かむりん)』もその一つ。“果てしなく夢が広がる林(木)の町”という意味が込められているんだとか。

写真を見ると、一瞬どこが時計なの?と思うかもしれません。それもそのはず。この『果夢林』はからくり人形とハト時計が組み合わさった高さ約20mのシンボルタワーなのです! 時報に合わせて様々な楽器を手にした森の妖精が踊り出し、大きなハトの”ポッポちゃん”が登場する仕掛け。なんだか楽しいですね!

ぜひ癒されに行ってみてください!

実は白花豆生産量日本一!

皆さん、白花豆はお好きですか? 少なくとも年に数回は食べているよ、という方が多いのではと思います。かくいう筆者もその一人。留辺蘂が生産量日本一だったんですね! 全く知らなかったです……。

昨年1月には初めて『るべしべ白花豆料理コンテスト』が開催されたようです。あなたも自分だけの食べ方、見つけてください!

世界初!冬に凍る水槽がある「北の大地の水族館」

北の大地の水族館(山の水族館)。名前からカッコいいですが、“世界初”と“日本一”がある類まれな水族館なんです!

まずは日本一から。

これは、日本最大の淡水魚であるイトウの飼育数が日本一であることを指しています。しかもただのイトウではありません。とにかく大きい! なんと、1m級に育ったものばかりだそうです。迫力がありそうですね。

世界初の前に、日本初もご紹介。

北の大地の水族館には“滝つぼの水槽”があります。これが日本初。どういうことかというと、水槽がドーム状になっており、頭上から大量に流れ落ちる滝を下から見上げることができるんです! 激流に流されまいとする魚たちの力強さを楽しめます。斬新な見せ方ですね!

さあ、お待ちかねの世界初です。

留辺蘂の冬は北国・北海道のなかでも寒さが厳しいとされています。それがひしひしと伝わる水槽といえるかもしれません。なんと、世界初の冬になると実際の川面のように凍る水槽があるんです! 厳しい自然環境を生き抜く生命の逞しさがストレートに伝わります。

他にも様々な魚たちの生きる姿が見られます。筆者は行きたくてしょうがないです! 皆さんも足を運んでみてください!

 

“一番”や“初”が多い留辺蘂。次は私たちに何を見せてくれるのでしょうか? その時まで温根湯温泉にゆっくり浸かって待っていましょう!

【参考】
郵便局「郵便番号検索」
おんねゆ温泉 北の大地の水族館 山の水族館ホームページ
るべしべ白花豆くらぶホームページ
北の道の駅「おんねゆ温泉」
北海道北見市ホームページ

【画像】Kurohara、川村恵司、NOBU、kiki / PIXTA(ピクスタ)

北見ってどんなところ?
#北見グルメ #北見焼肉