まだできることあるかも!暖房機器メーカー直伝、今すぐできる「灯油節約術」3つ
季節は12月、北海道にも極寒の時期が到来。そんななかでも凄まじい勢いで値上がりしていく“灯油価格”は私たち道民のお財布事情を圧迫していきます。
そこで今回は、家庭でできる“灯油節約術”について大手暖房機器メーカーである『株式会社コロナ』さんにお聞きしてきました。上手に節約してこの冬を乗り切りましょう!
とにかく高い!灯油価格
先月のご自宅の灯油使用量の明細表を見て驚かれた方も多いのではないでしょうか。かくいう筆者もその一人で、使用量は前年同月より少ないのに料金は今年のほうが高いという灯油価格の上昇を身をもって感じさせてくれるものとなりました。この価格高騰の要因は、各国の経済活動が再開されつつあるにもかかわらず原油の供給量が少ないことだとかなんとかいわれておりますが、それは筆者のような庶民にはどうしようもありません。
今知りたいのは“いかに灯油を節約するか”の一点のみ! 近年はオール電化住宅なども登場していますが、まだまだ“灯油”を使用したストーブを使用しているご家庭が相当数だと思います。実際に使用している方も多いであろう大手暖房機器メーカー『株式会社コロナ』に“家庭でできる灯油節約術”についてお聞きしました。
最重要!室温を一定に保つべし
灯油を節約するうえで最も重視すべき点が「室温の温度ムラを少なくすること」とのこと。
室内の温度にムラがあるとその都度いちいち暖房が稼働してしまい大変もったいないです。
そこで実行するのが“窓から冷気が伝わることを防ぐ”、“暖房器具の掃除をする”、“部屋の空気を循環させる”の3点。
1:窓から冷気が伝わることを防ぐ
窓は壁と比べて断熱性に乏しいガラス素材。いくら北海道の窓が2重窓とはいえ、薄手のカーテンでは冷気の侵入を防ぐことは困難です。そこで窓には厚手の長いカーテン(裾が床に垂れるくらい)を装着しましょう。上下に隙間を作らないようにすることで、かなりの冷気を防いでくれるとのこと。
2:暖房器具の掃除をする
温風機能が付いた暖房器具をお使いの方は、送風用の空気を取り込むフィルターにホコリが付着しているかもしれません。そのままでは稼働効率が著しく落ちてしまうそうなので、掃除機などで吸い取ってしまいましょう。
3:部屋の空気を循環させる
暖かい空気は高い場所に、冷たい空気は低い場所に行きますから、サーキュレーターやエアコンの送風機能を活用して空気の循環を促しましょう。部屋全体に暖まった空気が循環することで室温をキープ。結果灯油節約につながります。
以上3点に気を付けるだけでも相当節約できそうですね。また、シンプルに暖房器具の設定温度を引き下げることも効果的とのこと。3つの節約術と合わせることで多少低い設定温度でも快適に過ごせそうです。
北海道の冬はまだ始まったばかり! 節約術を実践して乗り切りましょう。
【取材協力】株式会社コロナ
【画像】ezps、hanako、CORA / PIXTA(ピクスタ)
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