いしかり

飛行機だけだと思ってない?本州から優雅に向かう「北海道上陸ルート」9つ

2021.11.16

本州~北海道間はフェリー航路の宝庫! 西は舞鶴、東は大間まで本州の各地から北海道を目指すフェリーが運航されています。今回はそんな北海道航路を網羅的にご紹介。せわしない日常を忘れて、優雅な船旅を満喫してみてはいかがでしょうか。

旅情を求めるなら「フェリー」

北海道へ向かう交通手段というと一番に思い浮かぶのが“飛行機”、次点で“北海道新幹線”といったところでしょうか。どれも快適にかつ素早く移動できる交通手段ですが、いかんせん速い。速すぎる! 旅の醍醐味は目的地に到着するまでのあのワクワクした時間だと思うのです。移動に旅情を求める時代はもう終わってしまったのか……。いや、そんなことはありません。そう、フェリーがあります。

船旅というと青函連絡船を代表するように一昔前の交通手段だとか、『飛鳥Ⅱ』のような超豪華クルーズ船をイメージしがちですが、現代のフェリーは安価にかつ快適にゆっくり移動でき、旅情あふれる、乗船するだけで旅の思い出の一ページになるような代物なんです。

フェリー航路はこんなにある!

こちらが2021年11月現在運航されているフェリーの北海道航路一覧です。

実はみなさんの想像以上にたくさんの地域で旅客フェリーが運航されています。「青函フェリー」や「商船三井フェリー」など一般的なフェリーでは車ごと乗船できるので、車が必要不可欠な北海道旅行で使い慣れた愛車を使用できる点は嬉しいですね。

また、多くのフェリー運航会社で運賃割引キャンペーンを行っており、1万円台で乗船できることも少なくありません。

さまざまな航路があるなかで、やはり目を引くのが「名古屋~仙台~苫小牧」という長距離航路ではないでしょうか。

「太平洋フェリー」によって運航されており、約1,330kmの距離を、途中仙台に寄港しながら40時間かけて苫小牧を目指します。丸2日近くかかる船旅ですが、その分船内サービスも豪華で、ラウンジショーや大型スクリーンによる映画上映などを無料で鑑賞できます。(※新型コロナウイルス対策によりラウンジショーは一時停止中)

「太平洋フェリー」に所属する『いしかり』の客室は、豪華客船を彷彿とさせる『ロイヤルスイートルーム』からカプセルホテル形式の『S寝台』、昔ながらの大広間形式の『2等和室』など豊富に用意されています。

そして旅の疲れを癒すのにもってこいな『展望大浴場』もなんと船内に完備! 大海原を眺めながら入るお風呂、気持ちよくないわけがありません。

 

フェリーには飛行機にも鉄道にもない“ゆったりと流れる時間”という魅力があります。忙しい現代人にとって船旅は時間の最も有意義な使い方かもしれませんね。

<取材協力>
■太平洋フェリー
■HP:https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/

【参考】
津軽海峡フェリー株式会社、共栄運輸株式会社、北日本海運株式会社、太平洋フェリー株式会社、川崎近海汽船株式会社、新日本海フェリー株式会社、商船三井フェリー株式会社、北海道
津軽海峡フェリー青函フェリー太平洋フェリーシルバーフェリー新日本海フェリー商船三井フェリー北海道~本州間のフェリー航路 / 北海道

【画像】OkhotskCity / PIXTA(ピクスタ)

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