やっぱり北海道じゃなきゃ!東京から移住した私と家族が北海道を愛する3つの理由【コロッケ株式会社・萩原美緒】
「外に出たくてたまらない」そう語るのは、無添加アイス『Pocco(ポッコ)』の製造・販売を手掛けるコロッケ株式会社の創業者、萩原美緒さん。東京で働いていたころ、産休中の3か月を使って北海道へのお試し移住をした際に、北海道の魅力を実感したといいます。
「人工的なものではなくて、自然の中で暮らすのが楽しい」
そんな萩原さんが感じる“北海道の魅力”とはどういったものなのでしょうか。
萩原美緒(はぎわら・みお) 1983年生まれ。青森県出身。北海道の新鮮な果物や野菜を使った完全無添加アイス『Pocco』の製造・販売を手掛けるコロッケ株式会社の代表取締役社長。大学時代を東京で過ごし、東京で就職。その後、北海道へのお試し移住をきっかけに、本格移住を決意。2児の母。
私のHOKKAIDO LOVE! 1:はじまりの地「フーズバラエティすぎはら」さん
北海道Likersライター Tatsuya.K:ニセコでのお試し移住を経て、本格的に北海道移住決めた理由を教えてください。
萩原さん:なんといっても美味しい食材があることです。お試し移住では、近くの道の駅で売られている野菜のラインナップが毎週変わることに驚きました。本当にどれも新鮮で美味しくて。そして、生産地が近いので、ここで育てられたものを自分は食べられているんだと子どもにも教えられる環境があることがすごく心地よいと思ったんです。
北海道Likersライター Tatsuya.K:北海道民にとっては日常の光景も当時は新鮮に写ったのですね。普段の生活でよく利用するお店はありますか?
萩原さん:よく行くのは「フーズバラエティすぎはら」さんですね。札幌に住みはじめてからたまたま夫が発見した“夢のようなスーパー”。個人的にすごく思い入れのあるお店です。
北海道Likersライター Tatsuya.K:私も「すぎはら」さんはよく利用します! どういった思い入れがあるんでしょうか。
萩原さん:実は、現在販売している無添加アイス『Pocco』の商品開発のきっかけのひとつになったお店なんです。「すぎはら」さんに売っている野菜や果物をいただいているうちに、こんな商品を作れたらいいなと思うようになって。
北海道Likersライター Tatsuya.K:地元のスーパーがきっかけだったとは……!
萩原さん:そうなんです。それから、『Pocco』の商品開発にあたっては「すぎはら」の社長さんにお声がけして、アドバイザーになってもらいました。試作のたびに感想をいただくのですが、そのコメントがどれも的確で思いやりがあって。
社長さんは、店内で野菜を見て迷ってるお客さんに声をかけては、野菜愛を語ったり、おすすめの食べ方をお話するような方なんです。そういった姿勢が素敵だなと思います。
<LOVE! 情報>
■店名:フーズバラエティすぎはら
■住所:札幌市中央区宮の森1条9丁目3-13
■電話番号:0120-202447(フリーダイヤル)
私のHOKKAIDO LOVE! 2:語りつくせないほど!素敵なお店がたくさん
北海道Likersライター Tatsuya.K:家族みんなでよく行く場所はありますか?
萩原さん:毎週末のようにあちこち出かけているのでたくさんあります! 「モエレ沼公園」や北海道大学のキャンパスで過ごすことはよくあります。
札幌でいうと、ハンバーグ屋の「ノースコンチネント」さんは大好きで、味はもちろん店員さんが本当に丁寧で言葉遣いまで素敵なんです。家族全員がファンですね(笑)
<LOVE! 情報>
■店名:NorthContinent 宮の森本店
■住所:北海道札幌市中央区北五条西29丁目2番地1エステート宮の森1階
■電話番号:011-613-8809
あとは、やっぱりニセコです。「ザ・マッドハッター・ニセコ」という帽子屋さんがあるのですが、オーナーの沼尻さんご夫婦にお試し移住のときにとてもお世話になって。同じく移住者なのですが、まるで親戚のようなお付き合いをさせていただいています。
<LOVE! 情報>
■店名: ザ・マッドハッター・ニセコ
■住所:北海道虻田郡ニセコ町曽我256-11
■電話番号:0136-55-8810
北海道Likersライター Tatsuya.K:移住者同士でそんな仲になるほどの出会いがあったのですね!
萩原さん:東川も好きですね~。「北の住まい設計社」さんによく行きます。家具や雑貨などのインテリアから北国ならではのおうち設計までを手掛けている会社なのですが、そこにレストランが家族のお気に入り。パンや食事がすごく好きなので、週末に予約がとれたらすぐいきます!
<LOVE! 情報>
■店名:北の住まい設計社
■住所:北海道上川郡東川町東7号北7線
■電話番号:0166-82-4556
私のHOKKAIDO LOVE! 3:今じゃないと味わえないことに出会う瞬間
北海道Likersライター Tatsuya.K:好きな場所への愛が伝わってきます……! 北海道に来てからはじめたことはありますか?
萩原さん:いろいろありますよ! キャンプもフェスも北海道に来てからデビューしました! 長女は私より先にスキーデビューし、夫と滑りに行っています。
よく考えれば人工的な楽しみが多い東京では、工夫してなにかをする経験は少ないように思うんです。北海道ではキャンプや自然との暮らしのなかで工夫しないといけない場面がでてきますから、そんな経験を子どものうちからできるのはいいですよね。
北海道Likersライター Tatsuya.K:なるほど。移住者ならではの視点ですね。
萩原さん:やっぱり北海道の最大の魅力は“日常的に人工的ではない季節の移り変わり”を感じられることだと思います。東京では、六本木ヒルズのクリスマスツリーが点灯したことで冬を感じるとか、そんな調子でしたから。移住してからは、今はちょうど街は花の香りで溢れているんですが、ふとした瞬間に季節を感じられます。これは子育てをするうえで非常に強く感じることで、人間としての感覚・知覚を育てるうえでとてもいいと思うんです。
北海道Likersライター Tatsuya.K:言葉にするのは難しいけど、暮らしていると肌感覚で覚えることってありますよね。
萩原さん:北海道の方にはよく驚かれますが、東京では隣家が目の前にあるので窓をあけるということがあまりなかったんです。でも今は窓をあけて風を通しながら生活して、風が冷たくなってきたら夕方だなと感じる。みなさんの日常だとは思うんですが、東京での暮らしを知ったうえで生活するとすごい魅力だと感じます。
北海道Likersライター Tatsuya.K:北海道でしか暮らしたことが私には気づけないことかもしれません。
萩原さん:本当に贅沢なことだと思いますよ! 今住んでいる家は、その日常の空気をしっかりと味わうために、“外とのつながり”があることをコンセプトにリノベーションしました。元々私はインドア派だったんですが、北海道に来てからはすぐに外に出たくなって、家のテラスで『サッポロ クラシック』片手に家族で晩ごはんを食べることもしょっちゅう。服装もどんどんアウトドア寄りになっています(笑)
北海道Likersライター Tatsuya.K:外で『サッポロ クラシック』、最高ですね~
萩原さん:あと、先日、美唄市にマガンの旅立ちを見に行ったんです!
夜遅くに寝ている子どもたちを車に担いで(笑)出発し、朝4時ごろに到着しました。一斉にバババッとマガンが飛び立つ姿は圧巻で、子どもたちは目を丸くしていました(笑)
北海道Likersライター Tatsuya.K:朝4時……! 家族で「行こう!」という空気感がないとなかなか行けないですよね。
萩原さん:そうなんです(笑) 「絶対起きるよ!」といって(笑)
このマガンの旅立ちは1年のうち1か月ほどしか見られないそうです。自然現象なので、まさにそのときに見に行かなければなりません。そういった、今じゃなきゃ出会えない自然の瞬間に立ち会える暮らしは本当たのしいですね。
<LOVE! 情報>
■スポット名:宮島沼
■所在地:美唄市西美唄町大曲3区
———北海道に移り住み、生の自然を実感したことで、外に出たくてたまらない!という萩原さん。今では時間が足りないほどだそうです。
「自然の中で暮らしているという環境を生かして暮らす」
インタビューの中で何度かお話されていたこの言葉には、さらなる“HOKKAIDO LOVE! ”のヒントがありそうです。
「HOKKAIDO LOVE! な人」とは:
日常のなかに潜んでいる“北海道が好き”という気持ちを深堀り、本当の北海道の魅力を再発見するインタビュー企画です。北海道に住む人ならきっとだれもが抱いたことがあるだろう「やっぱり北海道が好き」という感覚。きっとそこには、北海道でしか体験できないこと、北海道でしか堪能できない味、北海道でしか出会えなかった人……1人ひとりにそんな特別な存在があるはず。インタビューには北海道で活躍する“HOKKAIDO LOVE! ”な面々が揃います。あなたの“HOKKAIDO LOVE! ”はなんですか?
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