道民はみんな食べたことある?北海道にきてはじめて出会った「日本一の野菜」
北海道といえば、酪農王国・農業王国といったイメージがありますよね。スーパーには北海道産の食べ物が多く並んでおり、筆者は新鮮な野菜や果物を食べられる幸せを日々かみしめています。
今回は、北海道にきてはじめて出会った野菜、『ラワンぶき』をご紹介します。
「ラワンぶき」ってどんな野菜?
『ラワンぶき』は足寄町の螺湾(ラワン)地域に自生しているアキタブキの仲間です。
注目すべきはその大きさ! なんと、高さ2~3m、太さが10cmにも育ちます。日本一大きなフキです。
大きく育ちますが、そのままの大きさで売っているわけではありませんのでご安心を。
筆者は、短くカットされ、水煮されたものを購入しました。一人暮らし用の小さなキッチンでも十分に扱えますし、水煮されているので調理も簡単。筆者のように、野菜が不足しがちな一人暮らしの方にはとくにおすすめです。
どこで採れる?
名前の通り、『ラワンぶき』は足寄町の螺湾地域で採れます。6月上旬~7月上旬が収穫期です。
ちなみに、2001年10月に北海道遺産に選定されており、苗や種の足寄町以外への持ち出しは禁止されているんです。筆者が本州で『ラワンぶき』を見かけなかったのは、このためかもしれませんね。
また、北海道に昔から伝わるアイヌ伝説によると、フキの下には幸運を呼ぶ神様“コロポックル”が住むといわれています。会ってみたいですね。
おすすめの食べ方
『ラワンぶき』はシャキシャキとした食感とくせのないフキの香りが特徴です。
筆者は、『ラワンぶき』を小さく切ってちくわや豚肉と一緒に炒め、醤油などで和風の味付けにしていただきましたが、ほかにもいろいろな食べ方がありそうです。足寄町のホームページには、肉詰めや中華サラダ、天ぷらなどの調理法が紹介されていました。
味や香りの主張が強いわけではないのでどんな料理にも使えそうですが、フキの香りを生かすにはあっさりした味付けが合うように感じました。調理法については、筆者もまだまだ研究中です(笑)
北海道足寄町の特産品である『ラワンぶき』。近くのスーパーなどで見かけた際には、ぜひ買ってみてください!
【参考】
ラワンぶき / あしょろ観光協会
ラワンぶき / JAあしょろ
【画像】niyan、gontabunta / PIXTA(ピクスタ)