紫陽花 円山公園

梅雨がないって本当?北海道移住者がみた本州とはちょっと違う「北海道の6月」

2021.06.03

今年は全国各地で早めに梅雨入りが発表され、季節が移り行くのを感じますね。

今の北海道はというと少しずつ気温が上がり、アルバイトおわりに「夕方なのに、まだ20度あるよ!」とびっくりする日もでてきました。

今回は、本州とは少し違う、北海道の6月の気候についてお伝えします!

実は、北海道に梅雨はない!

そうなんです。実は、北海道に梅雨はないのです。

気象庁のホームページを見ても、北海道は梅雨入り・梅雨明けの一覧表には入っていません。

その理由は、北上する梅雨前線が北海道を通るころには弱まり、しかも足早であるために、梅雨と呼ばれる現象が顕著ではないからだそうです。

北海道といえば、たしかに台風もあまり上陸しないですよね。本州とはかなり違ったユニークな気候のようです。

そうはいっても、実際のところ…

北海道には梅雨がないということになっているようですが、実際のところ、どうなのでしょうか。

筆者は千葉県から札幌に引っ越してきましたが、本州ほど長い梅雨はないものの札幌もぐずついた天気の続く時期があると感じています。

調べてみると、本州でいわれる梅雨とは別に「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」という言葉があるそうで、5月下旬から6月上旬にかけて湿度が高くて天気の悪い日が2週間程度続くことを指します。

また、最近では6月の降水量が北海道でも多くなってきており、梅雨に似たような現象が起こる年もあるようです。

どうやって過ごす?

「蝦夷梅雨」は本州の梅雨と時期がだいたい重なりますが、気温は北海道の方が少し低いです。ちなみに去年は、7月上旬ごろまで紫陽花を見ることができました。

また、北海道には「リラ冷え」という言葉もあって、ライラック(フランス語でリラ)が咲くころに急に寒くなることをいいます。

筆者は大学で授業を受けられたころは、晴れた日を狙って昼休みに外でご飯を食べて、そのまま芝生に座って本を読むというのが楽しみでした。朝晩の気温差が大きくて何を着たらよいのかわからず、6月になってもフリースを着ていた日もあったような気がします(笑)

 

本州とは少し違った気候の北海道。

天気予報をしっかり見て、ぜひ季節ごとの魅力を発見していってください!

【参考】
令和3年の梅雨入りと梅雨明け(速報値) / 気象庁
雨・雪について / 気象庁
放送現場の疑問・視聴者の疑問 / NHK

【画像】karin、Giffy、YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

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