これ、なんて呼ぶ?実は復活を遂げていた北海道になじみ深いこの名前は…
地域によって呼び名が違うものってありますよね。たとえば『マクドナルド』を「マック」と呼ぶか「マクド」と呼ぶか、自動車学校を「教習所」と呼ぶか「自学」と呼ぶか「車校」と呼ぶかなど、地域差があってとても面白いです。
今回ご紹介するのは、“持ってると役に立つあのアイテム”についてです。あなたの呼び方はほかの地域では通じないかも?
○○持ってる?
「あっ!包丁で指を切っちゃった」そんなとき使うものといえば、そう、“ばんそうこう”ですね。ばんそうこうは日本全国どこへ行っても通じる言葉ですが、あれって他にも呼び方がありますよね。たとえば東京出身の筆者は『バンドエイド』と呼ぶことが多いですし、「『バンドエイド』持ってる?」と聞かれれば迷わずばんそうこうを差し出します。
ところが地域によっては『バンドエイド』が通じず、別の呼び名がついているそうです。
有名なのが東北地方や中国・四国地方で広く使われている『カットバン』という呼び名。
商品名からきた呼び名ですが、おそらく関東圏出身の人に「『カットバン』持ってる?」と聞いてもほぼ100%「なにそれ?」となります。
じゃあ北海道はどうなのかというと、北海道では『サビオ』という呼び名が浸透しています。これも『カットバン』同様に商品名からきている呼び名で、北海道・和歌山県・広島県・新潟県の一部地域でよく使われます。
『サビオ』は1963年から日本で販売されていましたが2002年をもって販売終了。そのせいもあって、若者世代でばんそうこうを『サビオ』と呼ぶ人は少ないそうです。
ちなみに『バンドエイド』、『カットバン』、『サビオ』すべて日本全国で販売されていた商品ですがその知名度には地域差があります。一説によるとこれは各商品の発売年が近く、熾烈な販売競争が行われていくなかで地域によって人気だった商品が異なったためとされています。
北海道限定で復活!
2002年に販売終了をした『サビオ』がなんと昨年、北海道地区限定で復活を遂げていました。道民からもサビオ復活を望む声が多く寄せられていたということで、“北海道の消費者が求めるばんそうこう”としてアンケート調査や改良を重ねた新しい『サビオ』が誕生しました。
スタイリッシュなパッケージもいいですが個人的には、昔と同じ鼻に『サビオ』を貼った子どものパッケージも欲しいところです。
多くの人にとって懐かしいであろう『サビオ』が帰ってきました。北海道限定ということで、変わり種の北海道土産としても喜ばれるのではないでしょうか。
【参考】サビオブランド絆創膏を復活。北海道エリアで発売開始/阿蘇製薬株式会社、ばんそうこうの呼び方マップ/阿蘇製薬株式会社
【画像】Daisy / PIXTA(ピクスタ)阿蘇製薬株式会社(PR TIMES)