コンビニ豆知識

コンビニのない北海道の市町村はどこだ！【セイコーマート＆セブン-イレブン】

2021.05.17

私たちの生活に欠かせない存在のコンビニエンスストア。どこにでもあるように錯覚してしまいますよね。しかし大手コンビニチェーンや道民御用達の「セイコーマート」でも、北海道全市町村を制覇できていないのが現状。

果たして数少ないコンビニなき市町村とは？

セコマがない市町村は片手で数えられる

まずはみんな大好き「セイコーマート」。道内1,078（2021年4月末現在）店舗を構えており、埼玉県と茨城県にも店舗があります。現在東京に住む筆者は久しく行けていません。久しぶりにホットシェフの『カツ丼』を食べたい……。

「セイコーマート」は1971年に札幌市内に第一号店を出して以来、地域密着型のコンビニとして展開してきました。その実績もあり、多くの道民が北海道ならどこにでもあると思っているのではないでしょうか？

実は道内にも「セイコーマート」のない市町村があります。その数は“4つ”。これ、よく考えるとすごくないですか？　179市町村のうちたったの4つ。それは、

・浦臼町

・神恵内村

・月形町

・幌加内町

です。浦臼町と月形町は隣同士ですが、他の近隣市町村に出向けばすぐ利用できます。離島もカバーしているのには驚きです。

次に「セブン-イレブン」をチェック！　意外かもしれないですが、道内における店舗数を「セイコーマート」と比較すると拮抗しており、2021年4月末現在で1,003店舗となっています。これは「セブン-イレブン」も守備範囲が広いことの示唆なのでしょうか……。

実際は広いとはいえません。「セブン-イレブン」のない市町村数は“59”。「セイコーマート」の約15倍です！　ただこれを多いと取るか、少ないと取るかは何ともいえません。3分の2はカバーしているので、充分ともいえそうです。以下、管内ごとに記していきます（市町村省略）。

・【宗谷】礼文、利尻、利尻富士、稚内、猿払、豊富、浜頓別、幌延、中頓別、枝幸

・【留萌】天塩、遠別、初山別、苫前

・【上川】中川、音威子府、下川、幌加内、剣淵、占冠

・【オホーツク】雄武、興部、西興部、滝上、置戸

・【根室】羅臼

・【釧路】浜中、鶴居

・【十勝】陸別、豊頃

・【日高】平取

・【空知】沼田、秩父別、妹背牛、北竜、雨竜、歌志内、上砂川、浦臼、新十津川

・【胆振】厚真、壮瞥

・【後志】積丹、神恵内、泊、寿都、京極、蘭越、黒松内、島牧、共和、赤井川、古平

・【渡島】福島、松前

・【檜山】今金、せたな、上ノ国、奥尻

なんと宗谷管内には1店舗もありません！　初耳です！　石狩管内以外の管内では1市町村以上で店舗がないことがわかりました。

ここまでの情報を整理すると以下のようになります。

・セコマなし / セブンなし・・・浦臼町、神恵内村、幌加内町

・セコマなし / セブンあり・・・月形町

なるほど。ここまで来ると気になりませんか……？　そうです、大手他社はどうなのか？

上記4市町村だけ調べました。すると、意外な結果に。

浦臼町には「ローソン」、月形町には「ローソン」と「ファミリーマート」がありました。一方で、幌加内町と神恵内村には1店舗もありませんでした。月形町は「セコマ」以外の大手3社のコンビニはあることになります。

つまり！　現在道内でコンビニがないのは幌加内町と神恵内村です！

旅行の時の参考にしてくださいね！

【画像】Terence Toh Chin Eng、NP27、Supawit Srethbhakdi / Shutterstock.com