朝食が最高だった!旅好きが思わず感動した「北海道のおすすめホテル」4選
旅の計画中、どんなホテルに泊まるか考えるのはとっても楽しいですよね。モダンなホテル、デザイナーズホテル、かわいいペンション……魅力的なお宿がたくさんあります。
その土地ならではのごはんも宿泊の楽しみのひとつです。普段は朝が弱くても、旅の間はホテルの朝食が楽しみで早起きも苦にならない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、旅ツウが選ぶ北海道の朝食が美味しいホテルをご紹介します。
1:チャシバクINN /虻田郡・洞爺湖町
洞爺町は、観光地として有名な「洞爺湖温泉街」のほぼ対岸に位置し、のどかな住宅街が広がっています。
その洞爺町(旧洞爺村)の中心地で洞爺湖まで徒歩0分という驚きのロケーションにある、『チャシバクINN』は抜群の景色が楽しめてセンスあふれるお宿です。
客室はシングルルーム、ツインルーム1と2、そしてトリプルルームの全部で4部屋があります。
まずお部屋に入った瞬間に魅了されたのが、湖に面した大きな窓。さえぎるものは何もなく(木くらい)、洞爺湖を思う存分見渡せます。
そして客室がまたかわいい……! オーナーさんのセンスの良さが光っていました。白と淡いブルーの壁に、松の無垢材の床、そしてリネンのシーツ。ひとつひとつ、こだわって作られたんだろうなと感じました。
部屋にはバスルーム、トイレ、電気ケトル、流し台、冷蔵庫があり、お部屋の中ですべてが完結するような作りになっていました。プライベート感が非常に高く、まさに湖畔暮らしを体験することができます。
朝食は油で揚げない豆乳焼きドーナツ
窓際には木製のテーブルとイスが並べられていて、湖を眺めながらの朝食は最高でした。
『チャシバクINN』では湖畔を眺めながら、最高の朝食をいただけます。宿泊者はプラス760円(大人)で朝食付きに変更できます。
内容は、1階にある『チャシバクドーナツ』のドーナツと、選べるドリンクセット。このドーナツを食べずに帰るなんてもったいない!
『チャシバクドーナツ』さんのドーナツは、油で揚げない豆乳焼きドーナツ。材料には北海道産小麦、壮瞥町の平飼い有精卵、アルミ二ウムフリーのベーキングパウダーなどを使用。地元でとれるくだものや野菜などを季節ごとにとりいれるため、その時々によって店頭に並ぶドーナツは異なります。
朝食はお部屋まで運んできてくださるので、ゆっくりと湖を眺め、波の音を聴きながら、ゆったりと味わうことができます。これが本当に素晴らしい時間だったので、ぜひみなさんにも体験していただきたいです。
【もっと詳しく】夢の湖畔暮らしを体験できる宿。穴場すぎる絶景スポットと絶品ドーナツ(2021 年4月11日掲載)<施設情報>
■施設名:チャシバクINN
■住所:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町109-1
■電話:0142-82-3257
■公式HP:http://www.chashibaku.com/inn/i/
2:トムテ ルム / 上川郡・美瑛町
『パッチワークの丘』や『四季彩の丘』、『白金青い池』、『ケンとメリーの木』など、有名な観光スポットがたくさんある美瑛。
『パッチワークの丘』に建つ小さくも魅力あふれるペンション『tomte rum(トムテ ルム)』では、美瑛の美しさを肌で感じることができますよ。
2階の客室は全部で5室。真冬に泊まりましたが、とっても温かかったです。1階は広々としたダイニングとフリースペースが設けられ、木枠の大きな窓からは丘の景色や畑、十勝岳連邦が見られます。
美瑛の美しい景色を眺めながら食べる絶品朝食
『tomte rum(トムテ ルム)』の朝食はラインナップが豪華!
サラダ、卵料理、自家製ソーセージ、エリンギ(これがすごく美味しい…!)、スープ、お隣の『パン工房 小麦畑』さんの天然酵母パン、ジャム、ヨーグルト、選べるドリンク……。なんて贅沢なんでしょう。
これを聞くだけでも満たされてしまいますが、実際にどれも本当に美味しかったです。大きな窓から差すやわらかな朝の光の中で、ゆったりといただく朝食は格別です。
【もっと詳しく】冬の美瑛こそ行くべき!最高の朝食が食べられる北欧風のペンション「トムテ ルム」(2021年3月26日掲載)<施設情報>
■ 施設名:tomte rum (トムテ ルム)
■ 住所:上川群美瑛町大村大久保協生
■電話:0166-92-5567
■ 公式HP:http://www.tomterum.com/
3:TOURIST HOME & LIBRARY 青い星通信社 / 中川郡・美深町
北海道北部の静かな町、美深町。言わずと知れたこの町は、村上春樹の小説『羊をめぐる冒険』の舞台のモデルとされています。
その草原の真ん中にぽつんと佇む小さなホテル、その名も『TOURIST HOME & LIBRARY 青い星通信社』。石レンガ積みの外観と、青い壁につつまれた内装、そしてオーナーさんとの心の通ったおしゃべり。あふれる魅力に、きっと心躍るはずです。
重みのある木の扉を開けて中に入ると、広々とした空間が広がります。エントランス兼書斎兼ダイニングルームのような場所です。目を引く青い壁と、スタイリッシュな木製の家具、そしてたくさんの書籍に囲まれて、「こんな家に住んでみたい」というまさにそれ。
ゲストルームは3室で、お部屋には「水脈(みお)」「火影(ほかげ)」「風笛(かざぶえ)」という名前が付いています。それぞれ間取りやインテリアが異なり、シーンに合わせて選択できます。
ツインのお部屋には、ベッド2つとソファ、シャワーユニット、トイレ、洗面台が備えられています。もちろん、テレビはありません。
ベッド上の読書灯が魅力的で、部屋の灯りを消した後も、思う存分読書を楽しむことができます。持参した本を読むもよし、書斎で借りた本を読むもよし。何もせずもの思いにふけるのもよしです。
「せっかく美深まで来て!?」と思う方もいるかもしれませんが、「何もやることがない」という極上の贅沢は、ここに来たからこそ味わえるもの。ぜひ堪能してください。
朝食はその土地の食材を生かした、飾らない美味しさ
ここでいただけるお食事は、丁寧で贅沢で特別な家庭料理といったところでしょうか。美深町の蜂蜜や野菜を使ったその土地ならではのお料理に舌鼓。
テーブル横の大きな窓から入る朝の光と、自家製パンの良い香りにつつまれた空間で食べる朝ごはんは想像を絶する美味しさ。オーナーさんとのゆったりしたおしゃべりも、どれも本当に心地良かったです。
【もっと詳しく】村上春樹作品の舞台で幻想的なステイを。草原に佇むセンスあふれる小さなホテル(2021年3月15日掲載)<施設情報>
■名称:TOURIST HOME & LIBRARY 青い星通信社
■住所:北海道中川郡美深町紋穂内108番地
■公式HP:http://aoihoshi.co.jp/
4:スプウン谷のザワザワ村 / 上川郡・美瑛町
美瑛の丘の真ん中に、突然現れる小さな村。それがメルヘンな世界観で人気のお宿、『スプウン谷のザワザワ村』です。
焦がしバターのような壁に、格子窓がついたコテージが5棟並んだこの小さな村は、なんと1棟貸しの宿。1日5組限定で、敷地内は宿泊者しか立ち入ることができません。ハイシーズンは予約が困難なほどの人気。
アンティーク家具に囲まれて、温かいオレンジの光に包まれたコテージ。まるで”誰かのおうち”のようで、どこかほっとする居心地の良さがありました。
2階は屋根裏部屋のようになっていて、ベッドが4つ並んでいます。天井からつるされた麻の布で空間が仕切られていて、そのセンスの良さに思わず「天才か!?」と言いたくなるほど。枕元の窓から差し込む朝日がとても気持ち良かったです。
こだわりのつまった手料理が絶品
こちらでは、一品一品とても丁寧に味つけされ、こだわりのつまった手料理をいただけます。
朝ごはんは、「淹れたてのコーヒー、フレンチトースト、温かいスープ、グラスに入ったサラダ」。野菜は『スプウン谷のザワザワ村』が運営している農場で採れたものを使用しているそう。
お部屋でのんびりまったりといただきました。夏はテラスに出て、穏やかな陽ざしの下で食べるのも良いですね。
【もっと詳しく】まるで童話の世界に迷い込んだかのよう。美瑛の丘にたたずむ秘密のお宿(2021年1月6日掲載)<施設情報>
■名称:スプウン谷のザワザワ村
■住所:北海道上川郡美瑛町大村大久保協生
■宿泊料金:大人2名利用=19,000円,3名利用=18,000円,4名利用=17,000円
※1人あたりの料金(税込)、全て1泊朝食付き
■晩ごはん:3,900円/人(税込)
■電話:0166-92-7037
■公式HP:https://spoonvalley.com/
北海道ならではの幻想的な空間の中で、絶品朝食をいただけるホテルがたくさんありました。観光も楽しいですが、素敵なホテルで暮らすように過ごすのもまた一興です。
雄大な景色を眺めながら最高の朝食をいただく、贅沢な時間を過ごしたいですね。
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。営業状況やメニューは公式情報をご確認ください。