羅臼町まるわかり情報【観光・グルメ】
羅臼(らうす)町は北海道東部の海に突き出た世界自然遺産「知床半島」の東部に位置しています。羅臼町の沖には根室海峡が流れ、海を挟んだ対岸には北方領土の「国後島」があります。漁業を基幹産業としており、冬の流氷がもたらす豊かな恵みをうけて発展した町です。
羅臼町の基本情報
所在地
北海道根室振興局に属する町です。標津町と斜里町に隣接しています。
面積
397.72km2
人口
4,634人・2,016世帯*
*令和3年3月末現在
由来
町名「羅臼」はアイヌ語「ラウシ(獣の骨のある所の意)」から転化したもの。この地一帯はアイヌの狩猟の地であったためこの名が起こったという。
引用:羅臼町役場
羅臼町へのアクセス
羅臼町にJR駅はないので車やレンタカー、バスをご利用ください。
知床峠を通る知床横断道路は11月から5月までの期間は通行止めになるので注意してください。
通行止めの期間中は根本(こんぽく)峠を走り標津町経由でアクセスします。
<札幌からのアクセス>
車で夏は約8時間、冬は10時間程度です。
飛行機で「新千歳空港」から「中標津空港」まで約1時間。「中標津空港」から羅臼町まで車で1時間20分程度です。
<道外からのアクセス>
飛行機は「女満別空港」、「たんちょう釧路空港」も利用できます。
「女満別空港」から車で約2時間40分(知床峠経由)。網走や北見からバスを乗り継ぐ方法もありますが、車でのアクセスが最短です。
「たんちょう釧路空港」から羅臼町は車で約3時間10分。
羅臼町の気候
<夏>
最高気温は31.5℃(2020年)です。30℃を超える日もありますが、盛夏でも最高平均気温が22.5℃と涼しい地域です。
<冬>
厳冬の最低平均気温は-8.4℃。まれに-10℃を下回ります。最低気温は-12.6℃、合計降雪量468cm(2020年)です。
羅臼町のグルメ
海産物が豊富な羅臼町は1年を通して50種類以上の魚が漁獲されますが、とくにブドウエビやボタンエビ、サケやホッケ、タラ、ウニがおすすめです。
道内でもとくに有名な『羅臼昆布』は製品になるまでの工程が23もあり、出荷まで約100日と手間がかけられた希少性の高いもの。時間をかけて作られた『羅臼昆布』は旨みが凝縮された素晴らしい特産品です。
羅臼町の観光
野生動物と出会える羅臼町は山や海も見どころがいっぱいです。山では登山やトレッキング、散策などができ、野山ではエゾシカやキツネなどに出会えます。まれにヒグマに遭遇することもあるので、観光ガイドの方と一緒に行動すると安心です。
夏の海では観光船でマッコウクジラやシャチ、イルカに出会える可能性があり、冬は流氷やオオワシ、オジロワシなどの野鳥を観察できるでしょう。
イベント
・知床雪壁ウォーク(4月)
・知床開き(6月)
羅臼町の周辺情報
羅臼町に隣接する自治体の情報はこちら
・標津町
・斜里町
大自然のなかを観光できる羅臼町は、紹介しきれないほどの美味しい海産物がある魅力的な町です。
【画像】Kei1962、夢見る詩人、ゆ~や / PIXTA(ピクスタ)