北海道からはじまった?意外と知らない「カントリーサイン」のルーツに迫る
春。外でやわらかな日差しに当たりたいものです。ひなたぼっこを楽しめる場所を求めて、ちょっぴり遠くへドライブなんてのもいいですよね。その道すがら、何やら気になる看板が目に入るかもしれません。
そう、それこそ今回の主役“カントリーサイン”。未知の市町村へ誘ってくれる“カントリーサイン”に迫ります!
カントリーサインの発祥は北海道!
そもそも“カントリーサイン”って何でしょう? ご存じの方も多いかと思いますが、一緒に確認してみましょう。
道路標識にはさまざまな種類がありますが、“カントリーサイン”はその中で市町村名を案内する役割を持つ市町村案内標識というものに分類されています。この標識と市町村のシンボルマーク標示を一体としたものが“カントリーサイン”と呼ばれているものになるのです! いわずもがなですが、市町村の境界に設置されています。
この“カントリーサイン”、実は北海道から整備が始まったものなんだとか。本州にも同じようなものはありますが、よく見るのはこのような市町村章入りのもの。
北海道には当たり前に目にしますが、本州ではあまりお目にかかる機会がないので、北海道の外に出て初めて気づく特徴かもしれません。
個性豊かなカントリーサインたち
“カントリーサイン”には各市町村の特徴が凝縮されたイラストが描かれており、それがとっても素敵なんです! 百聞は一見に如かずということで、まずは見ていただきましょう。ありがたいことに、ネット上に公開されている“カントリーサイン”の一覧があるのです。ではどうぞ!
いかがですか? とにかく色彩豊かできれいですよね。筆者としては、かるたを作ってほしいな~と思ってしまいます。
今ご覧いただいた“カントリーサイン”は現在実際に使われているもの。いわば現役のもの。……みなさん、北海道は昔212市町村だった時代がありますよね?
そうなんです、実は212市町村だった頃から“カントリーサイン”は存在しており、今はない市町村のものもあったのです! ちなみにはじめて設置されたのは道東に設置された平成2年のこと。
さらに! 市町村によってはイラスト・デザインが更新されています。これはもう新旧を比べるしかありません。ぜひ、“カントリーサイン”コレクターを目指してみてください!
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“カントリーサイン”制覇の旅、つまり北海道179市町村制覇。ただの制覇ではない、プレミア付きのそんな旅も悪くないことでしょう。
【参考】
北の道ナビ
国土交通省 北海道開発局
【画像】 retirementbonus、T Kuroki、tkyszk / Shutterstock.com