馬といえば?絵だけで地名を当てろ【北海道カントリーサインクイズ】
広い北海道と車は切っても切れない関係。普段の買いものからお出かけに至るまで、欠かせない存在ですよね。
少し遠出をしてみると、道路わきに何やらコンパクトながらも、インパクトのある標識を見かけた経験はないでしょうか? あの標識、カントリーサインといいます。今回はそのカントリーサインのクイズ。画像はどの地域のものでしょうか?
馬とともにある町
早速、今回のカントリーサインをご紹介します。
馬と馬に乗る騎手でしょうか? 道内には馬産地として有名な場所がいくつかありますし、ばんえい競馬もあります。なかなか1つの場所を特定するのは難しいかもしれませんが……。みなさん、わかりましたか?
ヒントは、海に面した市町村です。あんまりヒントにならないでしょうか。
では、正解発表と行きましょう。正解は……
A 浦河町
浦河町でした。正解できましたか? 浦河町内には約200の牧場があり、3,000頭以上のサラブレッドがいるんだとか! あまり馬になじみのない筆者には驚愕の数字です。
さらに、浦河町ホームページにはいっそう驚く文言がサラリと書かれています。浦河町乗馬公園の案内ページに、“「5000人町民乗馬」をスローガンとする町民への乗馬普及推進の拠点として……(略)”とあるのです。これは恐れ入りました。まさかそんなスローガンがあるだなんて、思ってもみませんでした。
そういえば筆者の浦河出身の友人も、馬のことをとても楽しそうに話していたのを思い出しました。乗馬体験、してみたいですね!
100年以上続く映画館「大黒座」
馬とともにある町・浦河町ではありますが、馬だけなんてことはありません。魅力がたくさん詰まっている町です。その魅力の最たるものは歴史を感じられる環境が揃っている点ではないでしょうか?
1918(大正7)年創業の“大黒座”。現在は48席という小規模な映画館ではありますが、時代の変化に少なからず影響を受けながらも、それを乗り越え現在まで大黒座が続いてきた重みは計り知れません。2013年12月にはデジタル映写機を導入という大きな決断を下しています。同じ内容の映画でも、大黒座で見る映画は格別なのではないでしょうか? コロナ禍という新たな時代の転換点も見守る映画館です。
文化でのみ、歴史を感じられるわけではありません。もっとスケールの大きい自然、あるいは地球を感じられるものが浦河にはあります。それは、化石です。2016年10月には新種のアンモナイト化石が見つかったとの発表がありました。継続的に発掘される化石。過去とのつながりを示す便りのようですね!
多方面で活躍する浦河人
馬の町・浦河ですから、もちろん馬術や競馬で活躍している方が多くいらっしゃいます。しかし、スケートも盛んな浦河町。なんとオリンピアンも輩出しています! ウィリアムソン師円選手、小田卓朗選手です。この2人を筆頭に大人から子どもに至るまで多くのスケーターがいます。未来のオリンピアンもいるかもしれませんね!
さらに! 2020年上期の直木賞に選ばれた馳星周さんは浦河のご出身。
スポーツ界にとどまらない活躍を見せる浦河人。一度足を運んでみては?
【参考】
大黒座ホームページ
浦河町ホームページ
うらかわ旅
北海道開発局
毎日新聞「アンモナイトの新種発見 北海道浦河町」
【画像】Gold / PIXTA(ピクスタ)