簡単なのになぜか熱中!道産子お馴染みの室内遊び「大根抜き」って何
子どもの頃北海道にいた人なら、多くの人が経験しているであろう“大根抜き”。もしかしたら「北海道だから、子どもでも日常的に野菜の収穫をしているのかな?」なんて思う人もいるかもしれません。
実は大根抜きとは、大根に見立てた足を引っ張るという超簡単なのになぜか盛り上がっちゃう遊びのことなんです!
思い立ったらすぐできる!大根抜きの遊び
遊び方は簡単! 5人以上集まって遊ぶのがおすすめです。
(1)まずオニをひとり決める
(2)残りの人は横一列に並んで、腕組みをして座る
(3)オニになった人は、並んだ人の足を引っ張る
(4)並んだ人同士の腕組みが解けて、完全に引っ張られたら(抜かれたら)オニになる
抜かれる側の並び方は、円陣(うつ伏せ・背中合わせ)タイプと横一列に並ぶタイプがあるようです。筆者の地域では、体育館の壁に寄りかかって横一列に並ぶのが主流でした。
シンプルだからこそ、ついつい何度も遊んじゃう
ただ引っ張るだけかと思いきや、結構激しいのが大根抜きの楽しいところ。抜かれる側は一致団結してキツく腕を組み、上級者は腹筋にも力を入れて踏ん張ります。
北海道では冬場の体育館などで暖をとりがてら楽しむ場合が多いのですが、みなさん……体育館の床、どんなものだったか覚えていますか?
そう、ツルッツル!
中学生〜高校生の頃もふざけて大根抜きをしていましたが、ジャージなどを着ているともうほとんど踏ん張りがきかないんです。そのため年齢が上がると、半ば引きずられるのを楽しむ遊びと化している場合も少なくありません。
勢い余って頭を打ったり、足を引っ張りすぎて脱臼になったりしてしまわないように注意しながら楽しんでみてくださいね。
【画像】Narong Khueankaew、zhu difeng、KAMONRAT / shutterstock、ペイレスイメージズ1(モデル) / PIXTA(ピクスタ)