【はじめての北海道】転びまくる日々の中で見つけた雪道の隠れた魅力
北海道では、ほとんど毎日雪が降っていますね。そこで気をつけなければいけないのは、雪道です。
『北海道Likers』でも雪道についての記事がいくつか掲載されており、雪の降らない地域と比べるとその大変さや不便さが強調されがちです。道外出身の筆者も、人前で何度も転び恥ずかしい思いをする中で、「外に出たくない」「歩くだけでこんなにエネルギーを使うなんておかしい!」と雪道に苦しめられてきました。
しかし、これは声を大にして言いたい。そんな雪道にもいいところがあります! 北海道だからこそ、雪道だからこそ見られる美しい景色が日常の中に隠れているんです。
転ばないように足元を見て歩くのもいいですが、せっかく北海道にいるのだから、顔を上げてその魅力を見つけてみませんか?
立ち止まって耳をすませば…
まずは、足元を見たままでできる初級者編! 周囲の音に耳を澄ましてみましょう。雪が降る前と何か違いませんか?
そうです! 雪道はとっても静かなんです。
道路に降り積もった雪や道路脇にできた雪山が周囲の音を吸収するため、街中でも北海道の冬は静まり返っています。とくに、晴れた日の早朝は、朝独特のピンと張りつめた空気や真っ青な空と相まってとても気持ちがよく、最高です。
こればっかりは写真や言葉では伝えきれないので、ぜひ北海道に来て体験してほしい!
さらに、夜空を見上げると…
太陽が沈んで辺りが暗くなると、雪道はまた違った景色を作り出してくれます。足元が心配な人は一度立ち止まって、空を見上げてみましょう。そこには……
なんと、不思議な色をした夜空が! 風がなくよく晴れた日の夜には、こんなにきれいな景色が見られるんです。この写真は筆者がスマートフォンのノーマルカメラで撮影したものですが、とってもよく映っていますよね。あたりの静けさと冷たい空気が相まって、とっても癒されます。
今回は、危険なだけではない雪道の魅力をご紹介しました。どちらも毎日見られる景色ではありませんが、その分だけ条件がそろって見られたときの喜びはひとしおです。北海道に来たときは、ぜひ、観光地だけではなく、道端にころがっているような小さな魅力にも目を向けてみてください!
【画像】Anesthesia / PIXTA(ピクスタ)