尾岱沼

【北海道難読地名クイズ】道東は難読地名の宝庫?魅力たっぷりの「尾岱沼」

2021.01.05

北海道はでっかいどう!

……あちこちで使い古された言い回しですが、どこも間違っていないですよね? この広さゆえに道民でも知らない地名があることもしばしば。今回ご紹介するのは、地元民には当たり前でも、他の地域の人だとなかなか読めないであろうこの地名です。

別海町が誇る難読地名

今回取り上げるのは根室管内野付郡別海町“尾岱沼”です。筆者は道東のことはあまり詳しくなく、この地名も読めませんでした。やはり地元では当たり前のものという認識のされ方なのでしょうか……? 難しいですね。

果たして“尾岱沼”の読み方は……

A おだいとう

おだいとう、と読むのですね。そういえば真ん中の字は、かつてファイターズに在籍していた陽岱鋼選手の“岱”です! “沼”さえ読めればというところでした。でも、やっぱり簡単ではないですね。

……余談ですが、道東には難読地名が多いように感じます。今後も取り上げていきたいと思いますので、楽しみにしていてください!

「尾岱沼」の由来は?

北海道の地名由来=アイヌ語由来というのは、かなりの割合で当てはまりますが、“尾岱沼”もご多分に漏れずアイヌ語由来です。ではどのような由来なのでしょうか? 北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課のアイヌ語地名リストには次のようにあります。(※)

カナ表記はオタエトゥ、ローマ字表記はota-etuです。アイヌ語としての意味は砂・岬といった意味だそうです。

以下、解釈及び由来です。

〈野付湾に突き出した市街地の所がこの名の発祥地であるが、この辺一帯の地名となったようである。ota-etuが「おたいと」と訛り、それに尾岱沼と当て字された。この付近では沼と書いて「とう」と読ませている地名が他にもある。アイヌ語のト(to 沼)がこの辺の和人の間でも日常語として使われていて、トという音に沼と当て字されたものらしい。〉

引用:北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課 アイヌ語地名リストp29

※表に基づいて、筆者が一部文章化

なるほど……。当て字で選ばれる漢字の基準のようなものはあるのでしょうか? 興味深いですね! ぜひご自身でも調べてみてください。

グルメが、夕陽が、温泉が、あなたを待っている

目の前には野付湾が広がる尾岱沼。文句なしの海の幸がわんさかあります。

北海シマエビ、アサリ、ホタテ(野付のホタテとして有名)……。どれもボリューム満点の美味しさです!

なかでも北海シマエビの漁には、明治時代以来の伝統的な“打瀬船(うたせぶね)”を使った漁法が使われています。

白い帆で推進力を受けて進む舟に乗って行われるため、自然にやさしい漁法として他の地域でも見直されているそうです。

尾岱沼はそんなグルメを堪能できるだけではないんです! 夕方にはこんな景色が見られるかもしれません。

……もうこれは行くしかない!

さらに!

温泉もあるんです! もう何もいりません。

 

幸せな時間を過ごせること間違いなし。尾岱沼へレッツゴー!

【参考】
郵便局「郵便番号検索」
別海町観光協会
北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課 アイヌ語地名リスト
北海道根室振興局産業振興部商工労働観光課

【画像】ゴスペル、kiki / PIXTA(ピクスタ)