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千畳敷岩

海に森を作る?日本製鉄の藻場再生プロジェクト「海の森づくり」で豊かな自然を守ろう

2020.09.25

国内最大手の鉄鋼メーカー『日本製鉄』。一見海とは縁がなさそうな企業ですが、北海道の豊かな海を守るために奮闘していました!

北海道古宇郡(ふるうぐん)泊村での藻場再生プロジェクトの様子をお届けします。

北海道の海がピンチ!

皆さんは“磯焼け”という言葉を耳にしたことがありますか? 磯焼けとは昆布やわかめなどの海岸に生育している海藻が激減し、周辺環境・漁業に大きな打撃を与える現象です。主な原因として、水温の上昇や鉄をはじめとする栄養分の不足が挙げられています。

日本海に面した泊村では近年、磯焼けの被害が深刻化しており、特に泊村の特産であるウニやアワビの漁獲量減少が懸念されていて、一刻を争う状況でした。

そんな現状を打開するため立ち上がったのが鉄鋼メーカーである『日本製鉄』。

「海の森づくり」

『日本製鉄』が泊村の海を守るプロジェクト“海の森づくり”を開始したのは2019年11月。海域周辺に『ビバリーⓇユニット』と呼ばれる腐葉土と金属の混合物をヤシの繊維で編んだ袋を埋設しました。

この『ビバリーⓇユニット』が“海の森づくり”に欠かせません。『ビバリーⓇユニット』に含まれる腐葉土と金属によって、これまで森から川を通じて届けられてきた栄養素をその場で人工的に作り出すことが可能となります。

これによって、海藻に不足していた栄養を一挙に補うことができるのです!

取り戻せ!泊の海

2019年11月のプロジェクト開始から8カ月。2020年7月の段階で、海底には驚くような光景が広がっていました。

あたり一面を黒々と埋め尽くす海藻の数々。泊村の海に“森”が返ってきました! 『ビバリーⓇユニット』を活用した海藻再生プロジェクトは、泊村をはじめとして、室蘭や舞鶴、北九州など日本全国38か所で行われており、徐々に豊かな海が取り戻されつつあります。

 

ウニやアワビなど多くの生命を育む海藻の“森”は、日本の海になくてはならない存在です。

さまざまな方の努力に感謝して、海の幸をいただきましょう!

<企業概要>

■会社名:日本製鉄株式会社
■住所:東京都 千代田区 丸の内 2-6-1
■電話番号: 03-6867-4111
■HP:https://www.nipponsteel.com/index.html

【参考】日本製鉄 北海道泊村での藻場再生プロジェクト「海の森づくり」本格始動 ~鉄分供給ユニット設置後1年でコンブなどの藻場が再生~

【画像】
YON、まゆみん、fukufuku、CRENTEAR / PIXTA(ピクスタ)