
最速で食べきれたら無料!? コスパ最強の「大盛り焼きそば」(旭川市)
2024年4月にオープンした、旭川市神居の住宅街にあるホットドックスタンド『あるよ』。
店主は、かつて住んでいたアメリカで食べたホットドッグを「もう一度味わいたい」という思いから、自宅兼会社の敷地内に自ら店を建ててしまったという、バイタリティあふれる人物です。
今回は、そんな同店で最近注目を集めているというメニューをご紹介します。
ボリューム満点! コスパ最強の「大盛り焼きそば」
ホットドックスタンド『あるよ』では、ホットドックはもちろんのこと、多彩なメニューが勢ぞろいしています。中でも、最近話題なのは『大盛り焼きそば』(1,000円)。実は、少し変わったルールがあるんです。
なんと、最短時間で完食した人は“無料”に! 初回の記録は9分40秒だったが、その後、9分30秒で間食した人が登場。記録は少しずつ縮まり、達成は次第に難しくなってきています。
とはいえ、この大盛り焼きそばはドリンク付きでこの価格。たとえ無料にならなくても、コスパは抜群。

『大盛り焼きそば』には、焼きそばが3玉使用されており、中にはライスが200グラム入っていて、さらに、たこ焼きが10個、目玉焼きが2つもおまけについてきます。

たこ焼きには、店主が「マヨネーズどうする?」と聞いてくれます。もちろん、お願いしました。だって“デブの聖水”とも呼ばれるマヨは、正義ですから。
ひと口、またひと口。食べ進めるうちに、なかなかのボリュームを実感。焼きそばにはたっぷりの野菜が使われていて、どこかヘルシーな印象も……。でも、この量でヘルシーなんて、もはや意味なし(笑)。

「そろそろキツくなってきたな…」と思ったそのとき、焼きそばの下からまさかの白米が登場。「うおっ!」と心の中で叫んだのは言うまでもありません。
気づけば、三分の二ほど食べたあたりで意識が少しずつ遠のきはじめ、時計はすでに9分を経過。もはやチャレンジというより、己との戦い。

とりあえず、完食だけはしなければ——そんな気合で箸を握りなおしました。
そして、愛と勇気と根性でついに完食! 時間は13分ちょっとかかったものの、筆者的には満足です!
お店の顔! 「ホットドック」は激ウマ!

お店のメインである『ホットドッグ』(500円)。ふわふわのパンに、大ぶりのソーセージがどんと挟んでいます。中に入ったカレー風味のキャベツが良いアクセントとなり、実に美味。

ホットドッグはチーズやサルサ、チーズエッグなど、バリエーションも豊富。ホットドッグスタンドながら、メニューはかなり幅広く、ピザやナチョス、グラタン、揚げたこ焼き、焼き鳥、焼きビーフンなどもそろっています。

そして驚きはラーメンまで! 『お茶漬けラーメン』や『ミルクラーメン』など、ラインアップが多種多様。さらにお値段はなんと500円と、お財布にも優しい充実メニューばかりです。
DIYでお店を作った訳とは

DIYでお店を作った理由を尋ねると、「商品はできるだけ安く提供したいから」と店主は話します。それなら家賃のかからないこの場所でやるのがベストだと考えた結果の選択だったそう。
決して立地がいいとは言えないけれど、それでも学生が気軽に立ち寄れる価格にしたいという、そんな強い思いがこの店には込められています。

もともと事務所だった場所を、大胆に改装! そのほとんどを自らDIYで仕上げ、看板まで自分で描き上げたという芸達者な店主。本業は『KH.MIGHTY』という、自動車やバイクのカスタムを手がける会社の代表なんだそう。
やるなら楽しい事がしたい!

店主は57歳。気持ちはとても若く、楽しいことが大好き。さらに行動力も抜群! イベントごとも大好きで、ホットドッグや焼きおにぎり、たこ焼きの食べ放題を開催したり、そば5人前のデカ盛りメニューを打ち出したりと、アイデアは尽きません。
ここで、ちょっと思い出してほしいのは、店名の『あるよ』。勘のいい人なら、もうピンと来たはず。
そう、あの有名ドラマに登場した、田中要次さん演じるバーのマスター。「あるよっ」の一言で、すべてを受け止める名物キャラクター。この店名も、そんな名ドラマのマスターに由来しているのだそう。そのため、メニューに載っていなくても、聞いてみると「あるよ」と返ってくる……かもしれません。
詳細情報

ホットドックスタンド「あるよ」
住所:旭川市神居6条14丁目3-1
営業時間:11:00〜16:00(※水・金・土のみ18:00~21:00も営業)
定休日:日曜日・祝日
※営業日が不定期のため、来店前にSNSで最新情報をご確認ください。
北海道Likersライターのひとこと
年齢に関係なく「楽しいことをやりたい!」という気持ちはきっと誰しもある一方、形にすることはなかなか難しいものだ。それだけに、店主のようなマインドは「すごいなぁ」という気持ちになる。
今後もたくさんの楽しい!が起りそうな『あるよ』は要チェックです。
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