アイキャッチ AIRDOカウンター

年間10往復以上するライターおすすめの航空会社!東京~北海道間「AIRDO」搭乗レポート

2022.10.21

北海道への移動手段といえば、やはり飛行機でしょうか。今回は、そのなかでもとりわけ北海道とのかかわりが深い航空会社『AIRDO(エア・ドゥ)』について、筆者が実際に搭乗した際の様子を交えながらご紹介します。“北海道の翼”の魅力をとくとご覧あれ!

北の大地へは「AIRDO」で

北海道への移動手段のメインは飛行機ですが、そのなかでもどの航空会社を選ぶか、どの空港から出発するかなどさまざまな選択肢があります。たとえば首都圏を起点とするなら、羽田空港か成田空港か、『ANA』や『JAL』か、『Peach』などのLCCか、悩みどころですよね。年間10往復以上、首都圏と北海道を行き来する筆者が激推しする航空会社は『AIRDO』です。

『AIRDO』は、“北海道の翼”として、北海道と本州各地・福岡を結ぶ路線を就航している地元密着型の航空会社です。その魅力はなんといっても、価格面ではLCCに近いのにも関わらず、サービス面では二大航空会社とほぼ同等といったバランスのよさにあります。

ここからは、筆者が実際に利用した際の様子を交えつつ、『AIRDO』の魅力をたっぷりご紹介していきます。

羽田空港 12:50発 新千歳空港行き

さて、『AIRDO』の出発ロビーがある、羽田空港第2ターミナルにやってまいりました。

ここには『AIRDO』の搭乗手続きカウンターが設けられており、航空券の購入もできます。筆者は『DOユース25』という、利用者が満12歳以上25歳以下の場合に当日の航空券を格安で購入できるサービスを利用することが多く、この搭乗手続きカウンターには大変お世話になっています。

LCCだと有料オプションの場合が多い預け入れ手荷物も、無料(制限あり)で預けることができます。この時点で、LCCとは一線を画した航空会社だということがおわかりいただけますでしょうか。

そんなこんなで保安検査場を通過します。それにしても、保安検査場は何度通ってもドキドキしますね。

さて、無事に保安検査場をパスしたら搭乗ゲートに向かいます。羽田空港は搭乗ゲートエリア内の施設も充実しているので、暇つぶしには困りません。筆者が北海道に行く前は、搭乗ゲートエリアの売店で『シウマイ弁当』を購入するのがルーティーンなのですが、今回は札幌でグルメを堪能する予定なので、我慢します。

搭乗ゲートに到着しました。窓からは搭乗予定の飛行機が見えます。水色と黄色のかわいらしいコーポレートカラーが機体にデザインされていますので、一目で『AIRDO』の飛行機だとわかります。さて、搭乗案内がされるまでしばしの待ち時間です。

搭乗案内が始まりました。座席の位置によって搭乗の順番が異なりますので、聞き逃さないようにしましょう。通常は後方座席から案内が始まります。筆者は最後方の座席を指定していたので、トップバッターでの搭乗となります。なんだか嬉しいですね。まあ到着後は逆に一番後に降りることになるのですが(笑)

それでは機内に入って行きましょう。飛行機へと続くボーディングブリッジを進む瞬間は、いくつになっても興奮してしまいます。客室乗務員さんの素敵な笑顔で出迎えられたら、いよいよ機内です。

自分の座席を確認したら、荷物を上の棚に預け着席しましょう。シートベルトはすぐに装着します。座席の広さは写真の通りで、身長176cmの筆者ですが、前の座席の下にも足を延ばすスペースがあるので大変快適です。

離陸する滑走路へ向かいながら、客室乗務員さんによる安全設備の説明などが行われます。何度も搭乗しているとその内容も覚えてしまいますが、慢心せず毎回真剣に聞くことが大切だと思っております。一通り説明が終わったあと、間もなく離陸するという旨の放送が入ります。

指定された滑走路へ到着したため、一時停止する飛行機。筆者はこの「もうすぐ離陸するぞ!」という緊張感が走る間が大好きです。少し間を置いたあと、「ウィーン!!」と唸るエンジン音が大迫力で聞こえてきました。いよいよ離陸です。さすがはジェットエンジンといったような猛加速。上部モニタ―に映る機体カメラの映像からもスピード感が伝わってきます。

10秒ちょっとでしょうか。瞬く間に加速した飛行機は、たちまち空へと飛び立ちました。

窓からは東京湾の埋め立て地や千葉の工場地帯を眺めることができます。これから北海道まで約1時間半の旅が始まります。

「AIRDO」機内の楽しみ方

離陸直後は雲のなかなど気流が安定しない場所を飛行するため多少は揺れましたが、ひとたび雲を抜けると乗り心地は非常に良好。雲の上は東京の曇り空が嘘のように晴れ渡っています。これも飛行機に乗ったときの楽しみですよね。

機内サービスが始まるまでの間、機内誌『rapora(ラポラ)』を拝読します。『rapora』は、『AIRDO』が月刊で発行しており、北海道の観光情報から移住情報、北海道で注目の人物や団体などユニークな情報がたくさん詰まっている、大変読み応えのある機内誌です。無料で持ち帰ることもできるので、『AIRDO』を利用した際は旅のお供にぜひいかがでしょうか。

ほどなく機内サービスが始まりました。『AIRDO』では『ANA』や『JAL』同様、無料のドリンクサービスがあります。お茶やジュース、コーヒーなど、どれもおすすめなのですが、せっかく北海道に行くならぜひ味わってほしいのがスープです。

取材時は『オニオンスープ』でしたが、2022年10月から約半年間は、「北海道ぎょれん」と連携して作られた『ほたてスープ』をいただけるそうですよ。

決して筆者は回し者などではないのですが、ここで耳寄りな情報を。なんと機内では『オニオンスープ』の素を15本入り500円(税込)、『ほたてスープ』を8袋×2箱800円(税込)という大盤振る舞いで販売しています! 『AIRDO』のスープにはまった人はぜひともお土産にいかがでしょうか。

窓に目をやると、陸地が見えてきました。飛行ルートから予想するにおそらく幌別、登別辺りではないでしょうか。いよいよ北海道は目前です! 快適な機内での時間もあとわずかとなります。

着陸態勢に入るというアナウンスがあり、千歳周辺の街並みが眼下に迫ってきました。飛行機に乗っていて一番緊張するのがこの着陸する瞬間です。タイヤが地面についたときの心臓が浮くような衝撃と「こんな速いスピードでちゃんと止まれるのか!?」といらぬ心配をしてしまうからです。

筆者のそんな心配をよそに、飛行機は何事もなく速度を落とし、無事に新千歳空港に到着したというアナウンスが流れました。きたぜ北海道!

着陸後は滑走路から駐機場まで移動し、飛行機のドアが開いたら降機開始です。

『AIRDO』を利用するのはこれでもう10回以上になりますが、何度乗っても、ホスピタリティ溢れる乗務員の方々の応対や、絶品のオニオンスープなど『AIRDO』に乗ることが旅の目的の一つになってしまうほど、素晴らしい体験ができています。

みなさんも“北海道の翼”で行く空の旅を体験してみてはいかがでしょうか。

【取材協力・画像】株式会社AIRDO

【画像】zapper / PIXTA(ピクスタ)

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