飛行機

年間10往復以上するライターが教える!東京~北海道を安く行き来するテクニック

2022.08.16

夏休みシーズン只中。9月も連休がありますし、北海道への旅行や帰省を予定している方も多いでしょう。

今回は、交通費はできる限り抑えたいという方に、東京~北海道を年間10往復以上している筆者がおすすめの交通手段をお教えします。リーズナブルに北海道を楽しみましょう!

結論、最安は「飛行機」!LCCのセール情報を見逃すな

まず結論から申し上げますと、最も安く北海道への往来が可能な公共交通機関は“飛行機”です。東京から北海道への公共交通機関を利用した移動手段は主に“飛行機”、“鉄道”、“フェリー”の3種類で、所要時間と運賃の両方において飛行機に優位性があります。

その理由ですが、なんといっても格安航空会社、“LCC”の存在が大きいです。セール時を狙えば最安5,000円台から購入できることもざらですし、普段でも繁忙期を除けば1万円でおつりがくる価格も珍しくありません。

「セールなんてめったにやらないんでしょう?」と疑いたくなりますが、なんとLCC各社はかなりの頻度で運賃の大幅な割引セールを実施しているので、意外にも簡単に安価な航空券を入手することが可能なんです。

ちなみに、セールの開催日などは直前に公表されることが多く、ゲリラ的なイベントとなっています。休日や長期休暇期間など、人気が高い時期はセール開始直後に完売してしまうことも珍しくないので、SNSやホームページなどで常に情報収集を行うことが購入の秘訣ですよ。

「とにかく早く」が吉!

また、『JAL』や『ANA』、北海道特化の航空会社『AIRDO』などさまざまな航空会社で早割りを実施しており、航空券を早めに購入することでLCCに匹敵する価格でサービスの充実した航空会社を利用することもできます。

これは航空会社全般にいえることですが、航空券はできる限り早く購入することが、攻略の第一歩です。早ければ早いほど安いというのが基本なので、ご自身の予定や旅程を早めに決めておくとスムーズですね。

新千歳空港だけじゃない!道内各地の拠点を活用せよ

飛行機の強みといえば、その速達性やLCCを筆頭とする低価格ですが、北海道におけるメリットはそれだけではありません。広い広い北海道には、移動の拠点となるような空港が道内に点在しています。

たとえば鉄道であれば必ず東京から「新函館北斗駅」を経由して道内各地に向かう必要があり、稚内を目指すとなれば途方もない時間がかかります。ところが飛行機であれば、稚内が目的地なら「稚内空港」を、札幌が目的地であれば「新千歳空港」をといった感じで、自分の行き先や目的に応じて柔軟な旅程を組むことができます。

そんな便利な飛行機ですが、『AIRDO』と『Peach』ではJR北海道と連携した非常にお得な切符『ひがし北海道フリーパス』、『きた北海道フリーパス』を販売しています。

この切符は、前述の各航空会社を利用して来道した方限定の特別切符で、フリーエリア内の特急・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由という、北海道の移動に大変便利な切符です。有効期限と価格は『ひがし北海道フリーパス』が5日間有効・16,380円(おとな)、『きた北海道フリーパス』が4日間有効・13,150円(おとな)*と破格の設定です。

名前の通り、『ひがし北海道フリーパス』は札幌エリアを含む旭川、網走、根室、帯広など道東地域を周遊するのに便利なエリアがフリー区間となっています。『きた北海道フリーパス』は札幌エリアを含む最北端の稚内までがフリー区間で、道北の観光におすすめです。

購入方法は道内の各空港によって異なるので、詳細はホームページをご確認ください。

旅情に注目するなら…

今回は、東京と北海道の往来について“安さ”を追求してご紹介してきました。安さにこだわるのであれば基本的には“飛行機”一択の現状ですね。とはいえ、旅の楽しみは移動にもあります。安さや速達性だけでなく、“旅情”に注目してみるとコスパ的には飛行機一択とはいえないかもしれません。

 

北海道を思いきり楽しむために、あなた好みの移動手段を見つけてみてはいかがでしょうか。

※ご紹介した情報は2022年8月の情報です。最新の情報は各航空会社等の公式サイトをご確認ください

【参考】商船三井フェリー株式会社、株式会社JR東日本ネットステーション、北海道旅客鉄道株式会社
*Peachひがし北海道フリーパス・きた北海道フリーパス / 北海道旅客鉄道株式会社
「AIRDOひがし北海道フリーパス」及び「AIRDOきた北海道フリーパス」を2022年度も発売します! / 株式会社AIRDO
peach / Peach Aviation 株式会社
AIRDO / 株式会社AIRDO
商船三井フェリー / 商船三井フェリー株式会社
えきねっと / 株式会社JR東日本ネットステーション

【画像】chaaaim、HAPPY SMILE、STUDIO EST / PIXTA(ピクスタ)

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