冬が旬の食べ物、読める?北海道名産品の「難読漢字クイズ」3問
北海道には、寒い冬にこそ豊富にとれる名産品がたくさん。なかには一見何と読むのかわからないような、難読漢字が使われた名物もあります。
そこで今回は、冬が旬の北海道名物しばりの難読クイズをご紹介! 今回は、なじみある名物が多いですよ。
1:北海道の定番おつまみ「冬葉」
ヒントは鮭を使ったおつまみ。噛めば噛むほど鮭の風味を楽しめるのが特徴です。
A.「とば」
“とば”とは、鮭を半身におろして細く切り、海水で洗って干したもので、もともとはアイヌ民族が手に入れた鮭を長期間保存するための保存食だったそう。
アイヌ語の「トゥパ(鮭を身おろししたものをさらに縦に細かく切って乾かしたもの)」という言葉に由来する説や、冬に干したから“冬葉”という漢字が当てられた説があるようです。
鮭だけでなく、タラを使った“鱈とば”もおいしいですよ
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2:マクドナルドのハンバーガーに使われている「介党鱈」
多くの人になじみのある魚です。“鱈”は単体だと「たら」と読みます。ここまでくれば、わかるかも? 介宗鱈・助惣鱈などと書くこともあります。
A.「スケトウダラ」
読みとしては、比較的そのままですね。“スケソウダラ”と呼ばれることもあります。
その名前からわかる通り、タラの一種。たらこや明太子に使われているのは、一般的にスケトウダラの卵なんです。
また、ちくわやさつま揚げなどに使われる魚のすり身や、マクドナルドの『フィレオフィッシュ®』に使われている原料の一部も、実はスケトウダラであったりします。
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3:この魚釣りに夢中になる「公魚」
「公」をどう読むのか悩みますね。
ちなみにこの魚、「鰙」とも書きます。若い魚……想像つきませんか?
A.「ワカサギ」
「公魚」と書く由来は、江戸時代に遡ります。今の茨城県あたりにあった藩が、将軍に対して焼きワカサギを「公儀御用魚」として贈っていたことから来ているんだとか。
ちなみにワカサギは、「若鷺」とも書くようです。こっちは読みがそのままですね。
ワカサギといえば“ワカサギ釣り”を連想する人も少なくないかもしれません。凍った水面に穴を開けて、そこに糸を垂らしてワカサギを釣り上げる、というシンプルな方法です。これを人々は寒さを忘れて楽しみます。
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3問すべて答えられたでしょうか? 身近な食材にも、実は難しい漢字表記があるなんて驚きですね!
北海道にまつわる難読クイズは、まだまだあります。次回のクイズもお楽しみに!
※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。