【全5問】北海道民ならクリアできる?北海道の難読地名集めました
北海道には、変わった読みの地名がたくさんあります。一見すると、簡単な漢字を使われていて読めそうですが、想像していた読み方とまったく違うことも大いにあります。
『北海道Likers』では、今までたくさんの難読地名を紹介してきました。今回は、なかでも難しい北海道の難読地名クイズを5問出題します。すべて答えられますか?
Q1:白人
十勝幕別町にある地名、「白人」は何と読むでしょうか。「はくじん」ではありませんよ。
A.ちろっと
アイヌ語で「チリロクト(鳥が座る沼)」という意味です。白人村にアイヌ民族が住みはじめたのは1749年と伝えられ、その多くは北見方面から移住してきたといわれています。
幕別町千住には、『蝦夷文化考古館』があり、アイヌ民族の祖先が残した貴重な文化財が残されています。北海道の大自然を感じながら、アイヌ文化に触れてみるのもいいかもしれませんね。
【もっと詳しく】「白人」ってどんな場所?
Q2:重蘭窮
続いては、釧路町にある難読地名。甘みのある牡蠣が有名です。
A.ちぷらんけうし
由来は、アイヌ語で「船を下ろす所」という意味からきているようです。さすがに読めませんね。
重蘭窮には『仙鳳趾厳島神社』や一面に広がる自然があり、周りにはきれいな海も広がります。そして仙鳳趾産の牡蠣は身が大きく、濃厚で甘味ある味わいが特徴です。
【もっと詳しく】「重蘭窮」ってどんな場所?
Q3:馬主来
「ばぬし」とは読みません。ヒントはひらがな4文字で、そのうち1文字には半濁音が入ります。
A.ぱしくる
“馬主”を“ぱし”と読むのは難しかったのではないでしょうか。
馬主来は釧路市と白糠町にある地名です。「パシクル」はアイヌ語で「カラス」を意味するんだそう。「馬」が入っているのに、由来はカラスだなんて不思議ですね。
釧路市と白糠町の町境に位置する『馬主来自然公園』は、観光スポットとして有名です。中でも『パシクル湖』は水が満水になると太平洋に流れ出すという、とても珍しい特徴があり、「日本の重要湿地500」にも選ばれているそうですよ。
【もっと詳しく】「馬主来」ってどんな場所?
Q4:生振
「生振」は、石狩市にある茨戸川と石狩川に囲まれた地域で、札幌市とも隣接しています。漢字は誰もが知るところですが、2つ合わさるとなかなか読みにくい。
A.おやふる
生を“おや”と読むだなんて、びっくりですね。
アイヌ語に由来し、旧石狩川に沿って東西に伸びていた丘を指す「川尻の丘」という意味だそうです。四方を川に囲まれたこの土地では、蛇行した川の流れを直行させるための捷水路(しょうすいろ)を築くなどして開拓移民たちにより開墾が成し遂げられたそう。北海道らしい歴史の詰まった地域です。
【もっと詳しく】「生振」ってどんな場所?
Q5:入境学
「入境学」は北海道釧路郡釧路町仙鳳趾村にあります。当てられたらすごいかも。
A.にこまない
いくら漢字から想像力を働かせても、正解できないほどの難読地名ですね。
アイヌ語地名解から考えると、「流木の集まる川」という意味なんだそう。付近には太平洋を一望できる『セキネップ展望広場』があり、ビュースポットとなっています。
【もっと詳しく】「入境学」ってどんな場所?
今回ご紹介した難読地名は、かなりの難易度だったと感じる方も多いのではないでしょうか。
道内には変わった読み方の地名がまだまだたくさんあります。道民同士でクイズを出し合うと盛り上がるかもしれませんよ!
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。