トロッコ店内

大正時代にタイムスリップ!オホーツク海を臨む駅舎カフェ「トロッコ」で一休み

2021.01.25

北海道には国鉄時代から使用されている駅舎が今も数多く現役で残っています。

「そんなレトロな駅舎が喫茶店だったら……」その願いを叶えてくれるのが、網走市にある釧網線藻琴駅構内の喫茶店「食事&喫茶トロッコ」。

大正時代開業の駅舎を利用した喫茶店が営業されており、ノスタルジックな雰囲気に浸りながら食事やコーヒーを楽しむことができます。

居心地が良すぎるレトロ空間

JR北海道の駅には開業当初を思わせるようなレトロな駅舎が多数現存します。

今回ご紹介する藻琴駅もまさに「レトロ」という言葉が似合う大正時代開業の駅舎が現役。

木造駅舎特有の木の香りや錆びついた駅名標。大正、昭和の面影を感じずにはいられません。

駅のホームに出ると、優しい海風が出迎えてくれます。目線の先にはオホーツク海が広がり、これからの時期にはホームにいながら流氷見学もできてしまいます。

そんな藻琴駅の駅員室を改装して営業しているのが「食事&喫茶トロッコ」。店内はまるで昭和のまま時が止まったよう。暖色系の丸形電球やアンティーク調の備品がなんだかとても落ち着きます。

もちろん喫茶店なので食事をすることができます。こちらは『トロッコランチ』。

カレーライス、エビフライ、とんかつ、スパゲティ、ボリューム満点の一品です。

ちなみに机に敷き詰められているのは“名刺”。「トロッコ」を訪れた方が記念にと置いていくのが名物となっています。

ノスタルジックな空間で飲むコーラフロートって普段の何倍も美味しく感じますよね。

温かい店内の窓から臨むオホーツク海。古き良き時代に思いをふける、とても贅沢な時間です。

 

平成生まれの筆者にとって、大正・昭和時代なんてはるか昔のことだと思っていました。

でも「トロッコ」に来ると、経験したことのない“時代”を少しだけ身近に感じることができる。そんな特別な場所です。

<店舗情報>

■店舗名:食事&喫茶トロッコ
■住所:北海道網走市字藻琴 JR釧網本線 藻琴駅構内
■電話番号:0152-46-2750
■営業時間:10:00~17:00
■定休日:不定休