岩見沢から届く、小麦の記憶。ベーカリーカンスケの「北海道黒豆あんぱん」をお取り寄せ

2026.08.01

日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育った、パン大好きライターのみやこです。これまで200店舗以上のパン屋さんを自らの足で巡り、おいしいパンとの出会いを大切にしてきました。そんな筆者が今、ときめいているのが、北の大地から届く北海道のパンです。

パン激戦区・京都で培ったパンへの愛情と視点を胸に、自宅にいながら北海道の豊かなめぐみを味わう。連載『パン好きライターみやこの北海道パンLikers』では、お取り寄せでしか味わえない感動をひとつずつ丁寧にお伝えしていきたいと思います。

パン激戦区・京都のパン好きが惹かれた「奇跡の小麦」への情熱

温かみのある実店舗の風景
画像:ベーカリーカンスケ

今回選んだのは、北海道岩見沢市で1975年から地域に愛され続ける老舗『ベーカリーカンスケ』。並々ならぬ素材への執念を感じるお店です。

栽培が難しく“奇跡の小麦”と呼ばれる北海道産『キタノカオリ』を主軸にしたパンづくりをしていると聞き、その実力を自宅で確かめたく、今回こちらのお店を選びました。

冷凍便の白い冷気の中に閉じ込められた、ワクワクが詰まった宝箱

箱いっぱいに詰まったパンとリーフレット
画像:みやこ

到着したクール冷凍便の段ボールを開けると、ひんやりとした白い冷気とともに、動物たちがパンのおいしい食べ方を教えてくれる絵本のような可愛らしいリーフレットが目に飛び込んできました。思わず「なにこれ、可愛い!」とはしゃいでしまいました。

丁寧に個包装されたパンたち
画像:みやこ

箱の中には、厚手のビニール袋で丁寧に個包装されたパンが12個もぎっしり。乾燥や冷凍焼けからパンを守るための細やかな配慮が嬉しいですね。袋の裏面には一つひとつ成分表示のシールがきちんと貼られており、手元に届いたパッケージからも作り手の誠実さがヒシヒシと伝わってきます。

公式サイトの言葉が、手元の“重み”で真実になる

力強く練り上げられる生地
画像:ベーカリーカンスケ

『ベーカリーカンスケ』の公式サイトを覗くと、驚くほどの“北海道への愛”が溢れています。岩見沢特産のキタノカオリをはじめ、知床の海洋深層水塩、北海道発酵無塩バター、十勝産てんさい糖など、100%北海道産の素材を使用。

丸一日かけて作られ、20時間以上の低温発酵を経て石窯で焼き上げられる生地。「ふつうのパンを、北海道の最高の食材で焼き上げます」という理念は、届いたパンのずっしりとした重みと、成分表示に記された“昆布だし”などの隠し味からもしっかりと証明されています。

実食!五感を刺激する岩見沢の味

冷凍パンといえばトースターでのリベイクが定番ですが、カンスケのパンはなんと“自然解凍”でそのまま食べるのがおすすめとのこと。今回は『こだわりのパン福袋セット』の中から、解凍しただけで驚きのクオリティを発揮した3つのパンをレポートします。

「北海道黒豆あんぱん」の断面
画像:みやこ

まずは、真っ白でふっくらとした『北海道黒豆あんぱん』。こちらは常温で自然解凍のみ。手でふたつに割ると、吸いつくような生地の感触に驚かされます。中には、艶やかに炊き上げられた大粒の黒豆と、なめらかな粒あんがたっぷり。

頬張ると、キタノカオリ特有のもっちり、しっとりとした生地が舌に絡みつき、噛みしめるほどに小麦の深い甘みがじんわりと広がります。ホクッとした黒豆の食感と、てんさい糖の角のない優しい甘さは、まるで京都の上品な和菓子をいただいているかのような完成度です。

「美瑛コーンチーズパン」
画像:みやこ

続いては、惣菜系の王道『美瑛コーンチーズパン』。冷凍便で届いたとは思えないほど、表面のチーズがこんがりと食欲をそそる表情を保っています。

ひと口かじると、美瑛産コーンの弾けるような粒感と自然な甘みが口いっぱいに弾け、そこにマヨネーズのコクとチーズの塩気が絶妙に重なります。生地の引きの強さが、具材の旨みをしっかりと受け止めており、ランチタイムの主役にぴったりの満足感です。

「北海道かぼちゃあんぱん」
画像:みやこ

最後は、うずまき状の層が美しい『北海道かぼちゃあんぱん』。しっとりとした薄いパン生地の間に、なめらかなかぼちゃ餡がたっぷりと巻き込まれています。

口どけが非常に良く、かぼちゃ本来のほっくりとした風味と、昆布だしが引き出す奥深い旨みが鼻腔を抜けていきます。リベイクせずともここまで生地が柔らかく、素材と一体化する食感は、長時間の低温発酵の賜物ですね。

おすすめの食べ方

今回、リベイクすべきパンはひとつもなく、すべて自然解凍でふんわり・もっちりとした本来のおいしさを味わうことができました。

そんなひんやりと冷たく、しっとりとした生地の食感には、京都の『水出し宇治煎茶』を合わせるのが筆者のおすすめです。氷を浮かべてキリッと冷やした宇治煎茶の爽やかな苦みと豊かな旨みが、キタノカオリ小麦の甘みや、黒豆・かぼちゃなどの和の素材を存分に引き立ててくれます。あえて冷たい日本茶を合わせることで、涼やかで特別な和洋折衷のティータイムになりますよ。

店舗情報

ベーカリーカンスケ
住所:北海道岩見沢市五条西2丁目4-1
電話番号:080-3293-3336
営業時間:10:00~15:00
定休日:店舗営業日は土曜日限定(ほか百貨店催事など)
公式サイト:https://www.bakery-kansuke.com/

【お取り寄せ情報】
購入セット:【北海道のパン】通販『こだわりのパン福袋セット』石窯焼きおまかせパン12個セット
価格:3,240円(税込)
※別途、送料が発生します。
オンラインショップ:https://www.bakery-kansuke.com/

ライター・みやこのひとこと

『ベーカリーカンスケ』から届いた箱は、お腹も心も満たしてくれる、まさに愛あふれる宝箱でした。自然解凍だけでこれほどまでにしっとり、もっちりとした食感がよみがえるのは、お取り寄せならではのうれしい驚きです。

冷凍庫にストックしておけば、「今日のおやつはどれにする?」と家族で絵本のようなリーフレットを見ながら選ぶ時間も楽しめます。京都の食卓が岩見沢の温かい空気に包まれるようなひとときを、皆さんもぜひご自宅で味わってみてくださいね。

写真・文/みやこ 写真提供/ベーカリーカンスケ

※この記事は購入時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※記事内の価格はすべて税込です。