炭酸水を飲むとロケットが飛ぶ!? 「サツドラ」がドラッグストアの域を超えるワケ
『北海道Likers』がお届けする新ラジオ番組『北海道Likers Voice〜北海道をもっと好きになるラジオ〜』。
「北海道でいちばん聴かれているラジオ局」として支持される『株式会社STVラジオ』と連携し、毎週土曜22:15〜22:30に放送。北海道を盛り上げている人や次のトレンドを創る人(=ライカーズ)をゲストに迎え、あふれる北海道愛を声(=Voice)で伝えます。
今回は2023年12月30日の放送回をご紹介します!
メインパーソナリティー
田村みなみさん(以下、田村さん):『株式会社STVラジオ』
柳澤美空(以下、柳澤):『北海道Likers』プロデューサー今回のゲスト
富山浩樹さん(以下、富山さん):「サツドラホールディングス株式会社」代表取締役社長 CEO
「サツドラ」は脱ドラッグストアを目指す!?
今回は、「サツドラホールディングス株式会社」代表取締役社長 CEOの富山浩樹(とみやまひろき)さんをゲストに招き、さまざまな事業を展開する富山さんの想いを語っていただきました。
田村さん:今夜のゲストは、「サツドラホールディングス株式会社」代表取締役社長 CEOの富山浩樹さんです。富山さん、こんばんは!
富山さん:こんばんば! よろしくお願いします。
柳澤:よろしくお願いします。
田村さん:「サツドラ」と聞けば、北海道民ならほぼ誰でも知っていると思います。今、富山さんを「サツドラホールディングス株式会社(以下、サツドラホールディングス)」代表取締役社長 CEOとご紹介しましたが、「サツドラホールディングス」と「サツドラ」は同じなのですか?
富山さん:少しわかりづらいのですが、ちょっと違います。グループ会社の中で、祖業である薬局からきたドラッグストアのブランドが「サツドラ」。ほかには、『EZOCA(エゾカ)』という北海道共通ポイントカードをやっている会社もあります。それらの親会社が「サツドラホールディングス」です。
田村さん:そうなんですね。
富山さん:『EZOCA』は北海道共通ポイントカードなので、「サツドラ」も加盟企業の1つという扱いです。「ホクレン農業協同組合連合会」さんや「株式会社ジョイフルエーケー」さん、ぎょうざの「みよしの」を展開している「株式会社テンフードサービス」さんなど北海道のいろいろな企業さんに入っていただいています。10年くらい前に新しいサービスとして作りました。
田村さん:10年前!? 「『EZOCA』カードを作りますか?」と言われて、もう10年になるのですね!
富山さん:そうなんです。おかげさまで10年経ちまして、215万人くらい(2024年1月末予定)の道民の方に持っていただいているカードになりました。
柳澤:なくてはならない存在ですね。
田村さん:本当に生活に密接した大事なものです。電力会社「エゾデン」もありますね。
富山さん:「エゾデン」も、「北海道コンサドーレ札幌」さんと一緒に『EZOCA』の会社でやっています。ドラックストアのほかに、インフラのような事業もやっているので、「サツドラホールディングス」というグループになっています。
田村さん:束ねているのが「サツドラホールディングス」。
富山さん:そうです。
田村さん:北海道民として聞きたかったのですが、「サツドラ」に行くと、食料品が本当に充実していると思います。
富山さん:「何屋なんだ」と言われます(笑)
田村さん:「鍋にしよう」と決めた日には、足を運んで、鍋ができますもんね!
富山さん:できます! 今、生鮮食品にも力を入れていまして、ある程度簡単な生鮮食品であれば、肉・野菜などがしっかり揃いますので、鍋ができますね。
田村さん:それと、お酒を割る『超炭酸水』のファンの方もたくさんいらっしゃると思います。
富山さん:うちの全商品のなかでいちばん売れているのが『超炭酸水』なんです。
田村さん・柳澤:そうなんですね!
田村さん:ドラッグストアながら「スーパーなのかな」と思うような業態になった背景には、どんな経緯があったのでしょうか?
富山さん:15~16年くらい前から食品を始めているのですが、昔は『サッポロドラッグストアー』という店名で、赤い看板に「SAPPORO」と書かれていました。そこから、10年ほど前に、ニックネームだった「サツドラ」をブランド名にし、青い看板に「サツドラ」とデザインを変えました。
まだ「SAPPORO DRUG STORE」と小さく書いているのですが、どちらかというと“ドラッグストア”というよりは「サツドラ」という単体のブランドで見てほしいなと。“ドラッグストア”に引っ張られるのではなくて、“生活全般を支えるお店”になろうという決意の表れで、「サツドラ」にしたという経緯があるんですよ。
田村さん:へー! そうなんですね。
富山さん:そこから、生鮮食品や日用品などを全般的に扱うことを加速していきました。
たとえば「ニトリ」さんも、はるか昔は「似鳥家具卸センター」と書いているんですね。その後「ホームファッション ニトリ」などに変更になりました。
「家具屋からホームファッション屋になろう。家具やカーテンを一緒にコーディネートできる店を目指そう」と。今は看板に「ニトリ」しか書いていないですよね。一切、何屋なのかを書いていません。
田村さん:確かに!
富山さん:でも、「『ニトリ』さんに行くとこういうものが置いてある」と求めて行くじゃないですか。「サツドラ」もそういった姿を目指し、「『サツドラ』ってこういうお店で何でも揃うんだ」とお客さまに思っていただきたいという想いを込めて、「サツドラ」としているんです。
柳澤:なるほど。“脱ドラッグストア”じゃないですけれども、「サツドラ」をブランドとして見ていただきたいということですね。
富山さん:そうです。
柳澤:ほかにも、起業家を支援するベンチャーキャピタルや、プログラマーを育成するスクールなど幅広くグループ展開されている印象です。
富山さん:「“北海道”を軸に、生活や産業全般が良くなるためにはどうしたらいいのか」を考えて事業をしています。ドラッグストア以外のことをやると、よく「違うことをやっている」と言われるのですが、我々としては全部関連しているんです。
宇宙産業の「インターステラテクノロジズ株式会社(以下、インターステラテクノロジズ)」さんにも関わらせていただいていて、先ほどの『超炭酸水』は、飲めば飲むほど、1本につき1円がロケット事業に寄付されるようになっているんですよ。
田村さん:そこに繋がっているんですか!
柳澤:面白いですよね、その取り組み!
田村さん:知らずに飲んでいました! 宇宙に繋がっているんですね。
富山さん:繋がっているんです。それが貯まったら、『超炭酸水』柄のロケットを打ち上げようという企画です。
田村さん:面白い!
富山さん:仮に失敗してしまったとしても、「ちょっと炭酸が強すぎました」と言えるかもしれないですね(笑)
「落ちたら落ちたで、その動画を使わせてくださいね」と「インターステラテクノロジズ」さんとも合意しているんです(笑)
田村さん:ジョークまで考えられているんですね(笑)
でも、いろいろなところと連携して新しいことを始めていくのはすごいですね。
富山さん:いえいえ。1つの企業だけでなくて、いろいろなところと協力してやっていくのが、これからの時代なんじゃないかなと思い、コラボレーションをしていこうというのが我々の方針です。
田村さん:なるほど。来週は富山さんがスタートさせたというユニークな取り組みを深堀りしていきたいと思います。来週もよろしくお願いします!
富山さん:よろしくお願いします!
ゲストからコメント!富山浩樹さんより
Q. あなたの北海道“LIKE”は?
A. いっぱいあるのですが、やはり“人”ですかね。おおらかで受け入れる文化があると思います。それがとても心地良いです。
Q. ラジオに出てみての感想や伝えたいメッセージがあればお願いいたします!
A. 楽しかったです。とてもリラックスして北海道や事業の話ができて嬉しかったです。
『北海道Likers Voice〜北海道をもっと好きになるラジオ〜』は、『STVラジオPodcast』でも聴くことができます。次回分の公開もお楽しみに!
【画像】株式会社STVラジオ、サツドラホールディングス株式会社
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